■ デスクワークが多い人には助かるアイテム
展示会場を一日中歩いていると、
これが結構肉体労働で疲れる。
多分地面が硬いコンクリートということがあるからだろう。
そんな疲れている時に
魅力的に映ったのが、このブース。
ブースでは気持ち良さそうに座っている人がいた。
気持ち良さそうに見えたのは、
足の下にフットレストがあったためだ。
このブースには、
こうしたフットレストがズラリと並んでいた。
長い時間デスクワークをしている人は、
水平の地面に足をつけているよりも
少し斜めにしたほうが楽で姿勢もよくなり、
腰の負担も軽減されるという。
実際に座らせてもらったが、
フットレストの面がフレキシブルに動くので、
自分ならではの体勢をとることができる。
今やデスクワークの中心は、
パソコンの画面を見ることが多い。
つまり、
背中を椅子の背もたれに預けて
やや後傾姿勢になる。
こうした時には、
確かに足は少し斜めの方が楽かもしれない。
フットレストの中央に
ゴロゴロと回転するマッサージ機能つきのものまであり、
「ノドから手」ならぬ、
「足の裏から手」がでそうになってしまった。
このほかノート PC をやはり斜めにセットするスタンドもあった。
足を斜めにしてキーボードもそれに合わせて斜めにするということなのだろう。
■ 驚きのホワイトボードマーカー
韓国の Hi-Line というブースで、
見つけた面白いホワイトボードマーカー。
商品名は、「Liquid Board Marker」。
ボディの中には直液式のインクがチャプチャプと入っている。
一見したところでは、
何の変哲もないホワイトボードマーカーのようだ。
これがユニークなのは文字を消す時。
まず、ボードに文字を書く。
この時に2~3秒くらいインクは乾くのを待つ。
そうしたら文字の端っこの部分を指でこする。
すると文字がはがれてくる。
ふつうのボードマーカーなら文字が消えるところだが、
これは、文字が剥がれる。
その剥がれ方が、また変わっている。
その剥がれた端っこをつまんで引っ張り上げると、
筆跡が細い糸のようにピーッと剥がれていくのだ。
これにはたまげた。
詳しいインク成分は企業秘密ということで、
教えていただけなかったが、
何か特殊な成分を配合しているという。
もちろん、
毎回こうして糸のように引っぱって消す訳ではなく、
いつものホワイトボード イレーサーでも消すことができる。
このホワイトボードマーカーのメリットは、
筆跡が乾くと先程のように一つの塊になるので、
イレーサーでキレイに消し去ることができる点。
また、
一般のホワイトボードマーカーだと、
何度も書いては消しを繰り返すと
ホワイトボードがうっすらと汚れてきてしまうが、
このマーカーではそうしたことがない。
さらには、
従来のボードマーカーのように筆跡が粉っぽくならず
飛びちらないというメリットもある。
このマーカーは、
すでに5年前から販売しており、
特にヨーロッパで人気を博しているという。
日本では、まだ販売されていない。
■ アメリカの Office Maxが出展
アメリカで数多くのショップを展開している Office Max が
ペーパーワールド・チャイナに初出展していた。
ブースには
彼らのオリジナル文具が所狭しと並んでいた。
その中で特に目立っていたのが
赤や金をあしらった中国ならではの
デザインステーショナリー。
これはきっと、
中国市場向けに新たに作ったのだろうと思っていたら、
そうではなかった。
このシリーズは、
もともとアメリカ市場向けに企画デザインされ、
すでにアメリカ市場で販売しているものだという。
アメリカのトレンドの一つとして、
こうしたアジアン テイストのカラーが流行していて、
あくまでもアメリカ市場向けに作ったものということだった。
アメリカ発の中国人デザインという訳だ。
今回のペーパーワールドチャイナ出展に際して、
中国人バイヤーの反応を見るために試しに出展したのだそうだ。
中国人バイヤーの反応は上々だという。
今後中国にアメリカのようなOffice Maxショップを
展開するのかと聞いたところ、
まだそういう計画はないとのことだった。
まずは中国の人たちに「Office Max 」という存在を知ってもらうのが
今回の最大の目的だと取材対応してくれた方は話してくれた。
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