■ 「ISOT2009 レポート 」
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■ シヤチハタ
□シヤチハタが数年前より展開している「オピニ」というシリーズ。
これはシヤチハタの女性スタッフによる
働く女性のためのステーショナリー シリーズだ。
その新作で注目したものが「今日からカレンダー」というもの。
リング綴じの細長いウィークリーバーチカル手帳というスタイル。
「今日から」ということで
日付、曜日そして時間まで自分で自由に書こめるようになっている。
つまり、1月からでなくとも、自分の好きな月から始められる。
「月曜日始まり」、「日曜日始まり」といったことも選べるという大変に自由度が高いもの。
そして、特に私が気に入ったのが、手帳でありながら
デスクカレンダーの様に自立するところ。
私は日頃からスケジュール帳を机の上の書見台にセットしている。
自分の机ならそれで立てれば、いいが、
出先で仕事するときに立てられず、常々困っていた。
手帳が自ら立てばいいのに、と思っていたので、
これは便利でいい。
このように、他の手帳も「自立」していって欲しいものだ。
* 「今日からカレンダー」 819円。
■ ニューコン工業
□ISOTのすぐ隣で開催されていた
オフィス機器展でひときわ大きなブースを構えていたニューコン工業。
業務用の「穴開け機」や、「偽札識別機」など、
様々な機器が展示されていた。
そんな中で多くの来場者の注目を集めていたのがシールプレス。
以前コラムでもご紹介したオリジナルマークを作るものだ。
このシールプレスに、ブラックやゴールドなどの新色が加わっていた。
「
また、より気軽にシールプレスが楽しめるよう
定型の刻印を予めセットした本体も販売されることになった。
例えば、「ありがとう」、「祝」、「寿」、「Thank You」といった刻印が
数種類から選べるようになっている。
定型マークということで、オリジナルマークタイプよりも5,000円安い価格で提供していくという。
そして、それに合わせて使えるゴールドのラベルシールも登場していた。
このシールにプレスして、手紙の封印、カード、ラッピングなど
幅広く活用できそうだ。
■ スタンテック
□こうしたエンボッサーは、徐々に日本市場でも
浸透しつつあるようで、他のブースでも見かけた。
スタンプメーカーのシャイニーの日本総代理店をされている
スタンテック社のブース。
こちらは、刻印部分の両面を樹脂にることで、
パーソナル用に徹して、その分コストを抑えたのが特徴。
10月頃から発売ということで、
まだ正式な価格は未定とのことだったが、
本体が一番コンパクトなもので
オリジナル刻印の作成代も含めて8,000円くらいを計画しているという。
パーソナル用とは言っても、
1〜2万回くらいのプレスは十分耐えられるそうだ。
【 こちらが、最もコンパクトなタイプ 】
また、
シャイニーでは、
丸いエンボスマークだけでなく、
四角いマークも作れるという。
もちろん漢字やオリジナルマークの作成も
先ほどの価格の中で対応してくれると言う。
シャイニーは、もともと日付スタンプなどを中心としたスタンプの専門メーカー。
特にヨーロッパでは、かなりのシェアを誇っている。
こうしたスタンプを作る技術とエンボスを作る技術は
実は、ベースとなっているものは同じだという。
ちなみに海外では、
町のスタンプショップで、こうしたエンボッサーも普通に売っているのだそうだ。
色々なメーカーが出てきて
エンボス市場はより盛り上がっていきそうだ。
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(2009年7月28日作成)
■ ご紹介した各社のオフィシャルサイト
トンボ鉛筆
ぺんてる
プラチナ萬年筆
デザインフィル
カモ井加工紙
PCM竹尾(ドレスコ)
MUCU
カール事務器
リヒトラブ
シヤチハタ(オピニ)
ニューコン工業
スタンテック(シャイニー)
■ これまでの展示会レポート
■ 「ペーパーワールド・チャイナ2008 レポート」
■ 「ISOT2008(国際 文具・紙製品展) レポート」
■ 「今年も収穫いっぱい ペーパーワールド2008 レポート」
■ 「 ペーパーワールド チャイナ 2007 レポート 」
■ 「ドイツ ペーパーワールド2007 取材レポート (補足)」
■ 「ISOT2005で気になったステイショナリー (2)」
■ 「ISOT2005で気になったステイショナリー (1)」