■ 「 ペーパーワールドチャイナ2010 レポート !」
■ 138年の歴史を持つ切る専門メーカー
□「WESTCOTT」というブースには
はさみ、カッター、そして鉛筆削りなどが幾つも並んでいた。
同社は1872年、アメリカでハサミメーカーとして創業した老舗ブランド。
たくさんの切るツールの中で
私の目にとまったのは鉛筆削り。
これが
私たちが日頃、日本で目にするものと大きく違う。
と言うのも、
鉛筆を縦に差し込むスタイルになっている。
なぜ、横からではなく縦から差し込むのかと聞いてみると、
まず第一に省スペースにつながるということがあるそうだ。
確かに、
どれも縦には長いが平面部分は小さい。
そして、もうひとつ
デザイン的にも美しくなるという理由もある。
上半分がスケルトンになっているものもあり、
これなんかは、ジューサーミキサーのようだ。
単3電池2本で動くタイプや AC電源タイプのものもあった。
実際に、削らせてもらったが、
始めは、縦に鉛筆を差し込むというのに慣れていないせいか
違和感があったが、
鉛筆を下に押し込む方が力をいれやすいので、
これはこれで使いやすいかも知れない。
こうした電動だけではなく、
手でハンドルを回すタイプもあった。
これは鉛筆を入れる穴が幾つもある。
しかも、その穴の大きさがまちまちときている。
これは、単にデザインではなく、
ひとつひとつの穴は実際に使えるようになっている。
つまり、いろいろなサイズの鉛筆を削ることができる訳だ。
アメリカの鉛筆は、
こんなにたくさんの軸の種類があるのだろうか。
個人的には、先ほどの縦に差し込むタイプより
私はこちらの方に惹かれた。
■ 机の上のメモに使ってみたい LED WRITING BOARD
ステーショナリーは、それ自体が動き出したり、
音を出したりせず、あくまでも静かに展示されている。
そんな中で、
このブースは、ひときわたくさんの注目を集めていた。
と言うのも、
このブースの商品はキレイに光っていたので。
これは書き込みができる LED ボード。
面白いのは、
向こう側がクッキリと見える透明ボードであるところ。
フレームの内側には特殊なライトが組み込まれており、
それにより、LEDパネル全体がライトアップされている。
このパネルに蛍光マーカーで書くと、
その文字が美しく光りだす。
もちろん、書き込んだ文字は消すことも可能。
その場合は、ティッシュペーパーで拭き取ればOK。
パネルの裏面には蛍光マーカーが1本付属されている。
このマーカーは、別段特殊なものではなく、
ごくごく普通のもの。
つまり、この付属のものに限らず、
市販のものでも使えるという。
これで書き込んだ状態を見ていると、
蛍光マーカーが
本来の蛍光パワーを思う存分発揮しているという感じがしてくる。
LEDパネルには、
ToDoを書き込めるタイプや、メッセージ用など様々なものがあった。
この会社では、要望に応じて様々なテンプレートを作ってくれる。
ライトを灯すと、かなり目立つので、
その日に必ず仕上げたいタスクをこれに書いてチェックしたり、
誰かに、伝言する時に使うなど、
ビジネスでも、色々と便利かもしれない。
□もともとこの会社は、お店の店頭で使うPOPパネルを作っているメーカー。
やはりこれも LED 方式で、
こちらは、リモコンを押すと色が変わるようになっていた。
■ ガラス製ホワイトボード
ホワイトボードというと
その名前からどうしても白くなければならないというイメージがある。
しかし、これは赤や黒、グリーンなど実にカラフル。
全部で何色あるのかと聞くと、
要望に応じて何色でもできるという。
つまり無限ということ。
そして、
この最大の特徴はボードがガラス製であること。
ガラスといっても
普通のものとは違う。
「Tempered Glass」というちょっと特殊なもの。
私たちの身近なところでは、
自動車のフロントガラスや、ガラス製の椅子などに使われているものだそうだ。
通常のガラスの6倍ほどの強度があるという。
これをホワイトボードとして使っている。
市販のボードマーカーが使え、書き心地もいいが、
何より消し心地がすこぶる良い。
綺麗さっぱりと消しとれる。
小さいサイズを手にしてみたが
さすがにガラスということで結構重い。
裏返してみると
メタルプレートが貼り付けられており
マグネットも付けられるようになっている。
いかにもホワイトボードという感じがしないので、
オフィスのインテリアにあわせて、楽しめそうだ。
私のオフィスにも、ぜひ付けてみたい。
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