「ISOT2011 レポート 」 3/5 ページ
■ 欧文印刷
模造紙のような紙の表面が
ホワイトボードになっている
「消せる紙(けせるし)」を作っている欧文印刷。
同社では、
紙の表面に特殊な加工ができる印刷技術を持っており、
「消せる紙」もその応用の一つ。
その「消せる紙」を
さらに応用した商品が今回発表されていた。
まず一つ目は「WePad 」。
これは携帯用のホワイトボードセット。
本体は二つ折りされており、
それを広げると、内側がホワイトボードになっている。
面白いのは、
広げても180度あたりでピタリと止まるようになっている。
これなら片手に持ったままでも、
書き込みやすい。
ちょうどサッカーやバスケットで
コーチが選手に指示をするボードみたいな感じだ。
セットには、
このホワイトボード本体以外に、ボードマーカー、
そして消しゴムスタイルのイレイザーも付いている。
それらをひとまとめにできる専用ケースもついているので、
このまま鞄に入れて持ち出すことも可能。
□そしてもう一つが「 NuBoard」というもの。
こちらは、
リングノートスタイルのホワイトボード。
A 4サイズのリングノートの中にガッチリとしたホワイトボードが
綴じ込まれている。
ここにボードマーカーで書いていく。
なるほど、と思ってしまったのが、
透明のフィルムがホワイトボードの上に2枚綴じこまれている点。
どういう風にこれを使うかというと、
たとえば、まずホワイトボードに何かを書き、
そこに仮の案を上書きする時、
フィルムをかぶせてその上に書いていくことができる。
フィルムを戻せば、
元の状態を確認することもできる。
いろいろとプランをシミュレーションする時に
これはよさそうだ。
さらにホワイトボードに書いた図などを閉じて持ち帰る時に、
このフィルムがあることで書いた文字を保護してくれるという役割もあるそうだ。
* WePad 1,800円
* NuBoard 2,500円 (参考価格)
■プラチナ万年筆
前々回のコラムでもご紹介した
#3776の NEWバージョン。
そのレギュラー版ともいえるブラックタイプが
早くも展示されていた。
名前は「#3776センチュリー」というそうだ。
実物を手にさせてもらったが、
従来のものと質感が全然違っていた。
これまでのものはボディがサラサラとしていたが、
今回のものはツヤツヤとしていて
指先に吸いついてくるような感触があった。
#3776のギャザードの質感にも似ているようにも感じられた。
「ブラックインブラック」という名前も付け加えられていることもあり、
黒さに一層深みがある。
9月には発売されるという。
私は、従来の#3776を持っているが、
新たにこの新しいタイプも買おうかと検討している。
※#3776センチュリー 10,500円
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