「 ISOT2011レポート 」 2/5 ページ
■ リヒトラブ
リヒトラブのブースでは、
スケジュールファイルをはじめ、ツイストリングノートなど
様々な商品が並んでいた。
そのいずれもがカラフルなものばかり。
ひととおり商品を見た後、
そのすぐ後ろのブースに回ってみると、
一転してブラックを基調にしたシックなブースがあった。
リヒトラブのブースとは完全に壁で区切られていたので、
てっきり別の会社かと思いきや、
ここもリヒトラブのブースだった。
ここでは、
初発表となる「 THE DESIGN MIND COMPANY」という
ブランドの商品が展示されていた。
と、そこに
MOLESKINE そっくりなノートが展示されていた。
中を開けるとリングノートになっていた。
実はこのリングは、
リヒトラブが最近推し進めている
ツイストリング方式。
しかし、
これまでのツイストリングとは少々違っていた。
具体的にはリングの外し方が従来のもと違う。
これまでは、ノートの両端をつまんで斜めに引っ張って外していたが、
今回のノートにはそもそも背があるので、
引っ張りたくても引っ張ることは出来ない。
ではどうするかというと、
リングの下にあるボタンを押せばいい。
そこを押すと、
すべてのリングが一気に開く。
閉じるときは、
これまで通りジッパーのように
一つ一つのリングをパチパチと手動でとめていく。
リフィルには、無地、横罫線、方眼
そしてマンスリーダイアリー、
トラベルやウェルネス、レシピといったライフスタイル系もあった。
自分スタイルの一冊が作れるというのが特徴のようだ。
□個人的には、もう一つのリングノートタイプの方が
とても気になってしまった。
こちらはいわゆるパッドスタイルのリングメモ。
それなら従来のツイストリングメモと同じではないかと思ってしまうところだが、
それがちょっと違う。
私が最も気に入ったのがリングの経が大きくなっている点。
あらかじめ60枚セットされているが、
もう少し足すことができる余裕があった。
こちらのツイストリングも先程と同じように
ボタンをプッシュする方式。
方式は同じだが、
こちらのリングパットの方が俄然開けやすい印象だった。
開け方は、リングにあるボタンを上側にして、
そのままリングの両端を押し込む。
それだけでリングはパカッと開く。
メモを開いて両端を引っ張るよりも、
こちらの方が断然開けやすい。
これまでのツイストリングノートでは、
引っ張ってリングを開けていた。
一方、このリングでは、
ボタンを押して開けるというもの。
とは言え、
実はリングのつくり自体は同じだという。
押し込むことで、
かみ合っているリングを外す仕組みになっている。
私は TODO すべてを1冊のメモパッドに書いてまとめた
「TODO 全集」というものを作っているが、
これはその一つの候補として
本格的に考えてみる価値がありそうだ。
また、
今回、新たに専用パンチも登場していた。
資料などを綴じこみたいときに、これは便利だ。
※ノートブックで、S 1,470円 。 L 1,890円。
いずれも無地、横罫線、方眼がある。
リフィルは30枚入りで、S 189円 。 L 231円。
※ノートパッド S 294円。 M 399円。 L 504円。
いずれも横罫線と方眼がある。
リフィルは30枚入りで、S 105円。 M 157円。 L 210円。
■ キングジム
キングジムブースでは
スマートフォンと連携できる「ショットノート」、
そしてポメラやマメモなどのデジタル系ステーショナリーが
メインに展示されていた。
広報の方に今回の ISOTで初めて発表した新しいものはありませんか?と
お聞きしてみると、まずこれです、
と見せていただいたのが「スグオシ」というものだった。
これは、シヤチハタ社とのコラボ商品。
商品としては、
自動で日付設定してくれる日付印ということになる。
これまで日付印は、
毎朝自分でダイヤルをまわし日付を合わせなくてはならなかった。
この「スグオシ」には、
ハンコをセットできる本体があり、
そこに入れておけば、
あとは自動で日付をカチリと変更してくれる。
ただし、年を合わせるのは手動。
年は文字どおりで年に一回なので、
これは手でやるしかない。
ちょっと残念だったのは、
シヤチハタ社十八番の浸透印でなかったところ。
つまり、
スタンプ台でインクをその都度つけなくてはならないものだった。
でもまぁ、
日々の日付合わせから解放されるだけでも
これは便利であると思う。
※スグオシ 12,600円
□キングジムと言えばテプラだが、
テプラにも新しいものが登場していた。
最大で10センチ幅の太いラベルが作れるというもの。
これまでのファイルのインデックスというよりかは、
案内看板やサインとして使えるというのが今回の特徴。
気が効いているのは
「水平器」もあらかじめ付属されていたところ。
壁に貼る時に斜めにならずにすむ。
※テプラ Grand 4,9875円
□ファイルでもちょっとユニークなものがあった。
なにがユニークかと言うと
一冊のファイルに1300枚もの紙が綴じられるという
超特厚ファイルであるという点。
綴じ具はキングジムでおなじみの
どちらがからでも綴じられるパイプ式ドッチファイル。
さすが1,300枚を入れると重くなるので、
背にはガッチリと握れる取っ手がついている。
プラスチック製で強度的に大丈夫だろうかと心配したが、
実際に持ってみたところ全く不安定さはなかった。
何も1,300枚を一つにまとめなくても、
ファイルを2つ3つと分けでもいいのにとも思ってしまうところだが、
一つのプロジェクトを1冊にまとめておくメリットは意外と大きい。
何事も情報は1ヶ所にした方が
探すときも確実だし、
誰かにあのファイルを持ってきてと頼んでもどっちですか?と迷うこともない。
しかも、
2冊のファイルを買うよりも価格的にもお手軽なのだそうだ。
※キングファイル スーパードッチ
綴じ枚数 1,000枚 1,417円
綴じ枚数 1,300枚 1,575円
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