■ 「ISOT2008(国際 文具・紙製品展) レポート」
■本当の多機能ペン、登場 (METAPHYS)
□デザインステーショナリーワールドの中で
ひときわ人だかりができているブースがあった。
METAPHYS(メタフィス)というブースだ。
このブランドはこれまで、
デザイン性の高い掃除機など数々のライフスタイル商品を送り出している。
この度、不易糊工業とのコラボレーションにより、
ステーショナリー分野にも本格的に進出することになった。
そのステーショナリーの数々が展示されていた。
その中で、と言うよりかむしろ
私が今回のISOTの中で、最も衝撃を受けたのがこのペンだった。
「ローカス・3ウェイペン」。(5,250円)
3ウェイとあるが、多機能とは思えない程のスリム軸になっている。
ボディをツイストすると0.5mmのシャープペン、黒のボールペンさらに回していくと、
なんと消しゴムが出てくるのだ。
その消しゴムの細さ2mm。
この2mmというスリムな消しゴムは、
業界でもこれまでなかなか実現できなかったものだという。
もちろん、シャープペンのようにノックすれば消しゴムはカチカチと繰り出される。
今まで多機能ペンの消しゴムは、
ペンの反対側からキャップを外して出すというものだった。
しかし、今回のものでは、
いちいちペンをひっくり返す必要もなく、まさにペン感覚で使うことができる。
今回のペンをデザインした村田氏はかねがねこうしたペンを欲しいと思っていたという。
発売が待ち遠しい。(2008年秋発売予定)
□同じデザインで、この他2mm芯を使った芯ホルダータイプもあった。
これはいわゆる芯ホルダーとは違い、カチカチとノックすると芯が繰り出されるタイプ。
(3,675円 2008年秋発売予定)
□また、
同社では今回、ステーショナリーオブザイヤーを受賞していた。
それが「ヴィス」という消しゴム。
その通りネジスタイルをしている。
ネジ山ひとつひとつが細かなカドになっているというものだ。(315円)
このほかにもこんなものもあった。
茎の溝に名刺を差し込むと、たくさんの葉を生い茂らす植物のようになる
カードスタンド「トロン」。(9,240円 2008年9月発売予定)
いつも名刺が机の上でバラバラになってしまいがちな方には、
救世主になってくれるかもしれない。
バラバラを美しく見せてくれるアイデアがすばらしい。
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