文具で楽しいひととき

■ 「システム メモ帳」 グリーンウイッチ C.OVER 1,260円

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□では、3冊ものメモパッドを一体どのようにして
 綴じ込んでいるのだろう。

 その正体を探ってみることにしよう。

 外観上綴じ具らしきものはは見当たらない。

 メモパッドのページめくってもなかなかその正体を見せない。


    


 しばらくページをめくっていくと
 ちょうど真ん中あたりで、1本のゴムバンドが姿を現す。


  


 実は、このゴムバンドが綴じ具になっていたのだ。

 ゴムバンドといっても我々がよく使うワッカ状のものではない。

 それは
 一本になっていて、両端がネジの頭のようにやや大きく張りだしている。


  


 カバーの側にはこのゴムのでっぱりを固定できる溝があり、
 そこにゴムバンドを引っかけて留めるという仕組みだ。


  


□このユニークなゴムバンド方式を実際に色々といじってみたところ、
 これには一長一短があるようだ。

 まず一長から。

 ゴムという細いものを綴じ具にしているので、
 先ほどもご紹介したように綴じ込み部分をコンパクトにしている
 ということがまずあげられる。


  


 メモパッドは、
 それこそ胸ポケットに入れて軽快に持ち歩くという使い方が多いので、
 このコンパクト化という発想はとても正しいと思う。

 また、この小さな綴じ具のため、
 ページを開いたときの見開き性がまずまずという点もある。


  


 差し替えが効く綴じ具と言えば、リングバインダーが主流だが、
 それに比べると書き込みできる紙面がたっぷりと確保できている。
 
 よく綴じ具が邪魔で筆記しにくいということがあるが
 このゴム方式ではその心配はいらない。


□そんないいことずくめのようなゴムバンド方式にも
 気になるところもある。

 それは
 ちょっとした勢いでゴムが外れてしまうという点だ。
 
 先程、見開き性がいいと申し上げたが、
 これはあくまで180度全開にした状態でのこと。

 リング式のようにさらに360度近く折り返すと、
 ゴムが耐えきれずにほぼ確実に外れてしまう。

 大切なメモが外れてしまう危険性があるというのは、
 正直ちょっと気になるところだ。


  

 
 そんなことを想定してか
 替えゴムがしっかりと別売りされている。(同色3本で315円)

 以上のような一長一短である。


□次に、メモパッドを入れ替える方法をご説明しよう。

 先ほどのように
 なにかの拍子にゴムが外れるのをひたすら待つというものでは
 もちろんない。

 まず、メモパッドを取り外す場合から。

 はじめ私はゴムバンドの端っこを指先でつまむもうとしていた。
 しかし、ゴムの方も結構ピッタリとはめ込まれているので、
 なかなか外せない。

 色々といじっていて気づいたのだが、
 このバンドを取り外すには、端っこではなく、
 真ん中のゴム紐のところを引っ張るというのが正しいやり方のようだ。


  


 こうすれば、いとも簡単にはずすことができる。

 一方、ゴムを取り付けるときは、
 これは意外と簡単で、
 ゴムの片側を固定した上で、
 端っこをピーっと伸ばしてとめるだけ。


    


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