■ 「ペーパーワールドチャイナ2007 レポート」 (3/4ページ)
■ 欧米の出展社
■ファーバーカステル
今回の展示会では、ヨーロッパ
特にドイツメーカーの出展社が多かった。
その中でひときわ目立っていたのが、ファーバーカステル社。
2階建てのブースを立ち上げ、さながらフランクフルトのペーパーワールド並の
豪華さを誇っていた。
今回のブースは中国現地法人としての出展だった。
広州に工場を持っており、そこでは、ボールペンやシャープペンなどを生産しているという。
中国市場に向けて作られた何か特別なものがないかと期待して
ブースを見て回ったが、
並んでいたのは、日本でもお馴染みの
デザイン アンビションやエモーション、色鉛筆、一般筆記具をはじめ、伯爵コレクションなどだった。
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そんな中で、ひとつのショーケースに目が止まった。
これまで見たことのないファーバーカステルの商品だった。
ファーバーカステルの中ではレッドラインと呼ばれる主に子供用の商品群の中に、
見慣れないパーフェクトペンシルがあった。
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キャップの部分がすべてプラスチックで作られたカジュアルスタイル。
プラスチックタイプのものはカステル9000タイプがあるが、
これは明らかに別ものだ。
担当に方に尋ねてみると、新製品ということだった。
これは、思わぬ掘り出し物に巡り会えた。
キャップトップを引っ張れば、しっかり鉛筆削りも備わっている。
まさしくパーフェクトペンシルである。
このパーフェクトペンシルシリーズには、折りたたみ式の鉛筆削り、
同じく折りたたみ式の消しゴムもラインナップされていた。
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気軽に鉛筆を楽しみたいという方にはもってこいな商品だと思う。
特に中国市場だけに作られたものではなく、
今後世界各国でも発売されると言っていた。
日本でも販売したら、きっと買いたいという方は多いのではないかと思う。
ぜひ日本でも発売して欲しいものだ。
■力を入れなくても綴じられるステープラー
アメリカのAccentra社 というブースで、
「PaperPro」というユニークなステープラーがあった。
一見したところ、デザインのよい、ステープラーといった感じなのだが、
これがすごい離れ業を持っている。
なんと、25枚や50枚くらいの厚い書類も指一本で綴じることができてしまうのだ。
使い方は、ステープラーを机の上に置き、
書類をステープラーの口に挟み込む。
ここまでは、これまでのステープラーと同じだ。
次に、ステープラーの上を人差し指でおしていく。
あくまでも、軽くでOK。
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もうこれ以上下に行かないというところに来ると、
ステープラーの方が意志を持った生き物のように
ガシャン!と勝手に綴じ込んでくれる。
これまでのように、ギュッと押し込んだりしなくていいのだ。
綴じた紙を見てみれば、確かにしっかりと綴じられている。
もちろん手に持った状態で使っても
ギュッと握りしめる必要はない。
実は、この原理、
よく家の内装屋さんが壁紙を貼る際に、
ステープラーのお化けみたいな大きなものを使っていることがあるが、
あれをステープラーに応用したものだそうだ。
綴じられる枚数に応じて15枚まで用、25枚、〜100枚まで、
バリエーションが揃っている。
担当の方によると、
どこの店かはわからないが、日本でもすでに発売されていると言っていた。
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