■ 「とびだす小銭入れ」 Cyproduct ヌメ革コインパース 5,775円
□子供のころ、とびだす絵本が大好きだった。
平面のものがページを開くたび、立体的にとびだしてくるその動きを
興奮しながら見ていた。
そんな子供時代に培われた「とびだし好き心」は今もしっかりと
残っているようで、
このたび、とびだし具合がたまらない小銭入れを手に入れた。
□Cyproductさんのヌメ革コインパース。
以前、ご紹介したペンケースヒモの作者である斎藤さんによるもの。
私はお札用のサイフと小銭用のサイフの2つを常に持ち歩いている。
出かけるときは、手ぶらでという私なりのルールがあって
サイフは必ずズボンのポケットに入れている。
なので、1つのサイフにまとめてしまうと、1ヶ所のポケットだけが
やけにふくれてしまったりする。
これはあまりかっこのいいものではないと思っている。
□この小銭入れ形状がちょっと変わっていて、長方形をしている。
馬蹄(馬のひずめ)型を10年程使い続けてきた私には、とても新鮮に写った。
馬蹄型と比べてみると、スリムなボディなので、ポケットの中でも
じゃまにならなくてすむ。
□横から見てみると、2重に折りたたまれている様子が伺える。
パチッとボタンをはずして、広げてみると
折り込まれていたものが両サイドから
グワーっと立ち上がって、お金を収納するスペースが現われてくる。
広げきってみると、もと姿では想像もつかないくらい
大きく変身する。
これが、まるでとびだす絵本のようでとても面白い。
以前使っていた馬蹄型だと、広げたあと
フライパンで炒め物でもするようにゆすって出してあげないと
入れている小銭の全容がわからなかった。
一方、この小銭入れなら広げきると、
中に入っている小銭の全容が一目でわかるので、とても助かる。
レジで端数の小銭を出すときに
早めに店員さんに「3円あります。」なんて言うことだってができるようになる。
うれしい生活改善だ。
□さらに気が利いているのは、小銭収納部分の反対側に
ベルトがしつらえてあって、そこにはお札を入れておくことが
できる。小銭入れと言えどもお札が入るのはうれしい。
休日に近所の古本屋さんに散歩がてら出かける時などには
これ1つを持っていけば済んでしまう。
□素材にはイタリア製のヌメ革が使われており、
触ってみると、その確かな品質が伝わってくる。
固めになめされているその皮は、しっかりしているので
永く使えそうな気がする。
一方、表面の仕上がりがすべすべして滑らかで、思わず頬ずりしたくなる
衝動に駆られてしまう。
私はキャメルカラーを選んだ。毎日使うものだから
そのエイジングも楽しみたいと思ったので
その具合がわかりやすいカラーにした。
□これまで、コンビニなどでついつい
めんどくさくて千円札で支払って、
おつりをもらうことが多かった。
そうすると、小銭入れがパンパンに膨れ上がってしまい
小銭持ちになってしまうことがしばしばあった。
この小銭入れがあれば、
すすんで小銭を使いたくなってしまうので
いつも、小銭入れはすっきり。
となることを期待している。
■ cyproduct 直営オンラインショップ
■ cyproduct ヌメ革コインパースはこちらで手に入ります。
(2004年11月30日作成)
■ De sonogo (で、その後)
2004年11月から、2005年12月までの約1年間の変化をご覧いただきたい。
この変化ぶりには、私も驚いた。
毎日手にしているものなのだが、
こんなに変化していようとは思わなかった。
こうして新品の時の画像と比べてみると
全く別物のよう。
こういうのをアメ色というのだろうか。
艶々と輝いている。
触ってみると、新品のときよりも明らかに滑らかになっている。
特にクリームなどは全く塗っておらず、
ただただ、ふつうに毎日使っていただけ。
これは、まさにいい味と言えるものだと思う。
(2005年12月29日作成)
〈サイプロダクトのこれ以外のレザーグッズ〉
■ 「一本一本のペンの居場所がしっかりとあるペンケース」 サイプロダクト ペンケース4 冠あり
■ 「大人の筆入れ」 cyproduct ペンケースヒモ