■ 「メモとペンを持たなくっちゃ!から解放されるメモ術」
Sanpo社 Walkie Pen 630 円
住友スリーエム ポスト・イット スタイル カードノート 304円
□アイデアというものは、いつなんどきやってくるかわからない。
ウンウンと机の上でうなっている時よりもむしろ、
町を歩いていたり電車に乗っていたりという、
かえってアイデアのことなどすっかり忘れているときに
不意をついてやってくることが多い。
それに備える方法は、結局のところペンとメモを持ち歩くということしかないと思う。
平日なら、仕事着やスーツの胸ポケットにペンとメモを入れておくことものだが、
休みの日となると、ちょっと気がゆるんでペンなどを持ち歩くのをついつい忘れてしまいがちだ。
アイデアは私たちのように平日のみで週休二日制と言うわけにはいかないので、
休みの時にも容赦なくやってきてしまう。
そのための備えをしておかないとあとでシマッタ!となりかねない。
□そこで、わざわざメモとペンを持ち歩くということをしなければいいのだ。
なんだか変な言い方になってしまったが、
常に持ち歩くものにペンとメモを入れてしまえばいいという発想である。
これなら、忘れるということがそもそもなくなる。
平日、休日いつでも必ず持ち歩くモノと言えば、
携帯電話、家のカギ、そして財布くらいだろうか。
携帯電話でメモを取るという手も確かにあるにはある。
しかし、テンキーの入力は慣れていないと煩わしいし、
イラストでアイデアを残したいとこもある。
そんなときはやはりペンとメモに勝るものはない。
□そこで注目は、財布である。
まずペンは、SANPO社の「Walkie Pen」というものがある。
(原寸大を目指しました)
これは、とても細く小さなペンで、全長8cmくらいしかない。
このペンが折りたたみ式の札入れの中央部分にさしておくのに大変都合がよい。
こうしたコンパクトなペンはそれこそ手帳用などで色々とあるが、
この「Walkie Pen」が良いのは、
その小ささもさることながら、クリップの付いている位置にある。
一般的なペンは、クリップがトップ部分から少し下がった所に付いているが、
「Walkie Pen」では、クリップがペンのトップ部分から張り出している。
これにより、財布のポケットにさして収納した時でも
ペンの頭が財布から飛び出すことなく、
すっきりと収納することができるのだ。
しかも、うまい具合に、財布の折り目の部分というのは、
デッドスペースになっているので、しっかりと折りたたんでも、
まったくペンが邪魔にならない。
![]()
つまり財布にペンを入れているとは言え、
そのことをほとんど意識せずにお金の出し入れができてしまう。
さて、このペン、
財布にピッタリと収まったはいいが、筆記用具としての実力はどうか。
ボディをツイストするとペン先がでてくる。
ただ、一般のツイスト式とは違い、クルクルとおよそ2回転くらい回してあげて
ようやくペン先がでてくる。
ペン先を収納する場合は、逆方向に回転させるのだが、
これを最後までやってしまうと、ペンの首軸がポロリと外れてしまうので
ちょうど良いところを見計らって意識的に止めねばならない。
そして、ペンの握り心地と言うよりかは、
つまみ心地といった方がいいかもしれないが、
ペンで書いているというよりむしろ
リフィル単体をつまんでいるといった印象。
さすがに長時間の筆記には向かないが、
今回のような緊急アイデアの筆記用としては、十分に使うことができる。
□次に、財布に入れておけるメモとして、
住友スリーエム社の<ポスト・イット>スタイル カードノートがオススメ。
クレジットカードをひと回り小さくしたくらいのハードカバーの中に、
貼ってはがせるポスト・イットが15枚収められている。
わざわざそんなものを使わなくても、
普通のポスト・イットをそのまま入れておけばと思うかも知れない。
しかし、出し入れの激しい財布の中ではポスト・イットはすぐにバラバラになって、
いざという時に使い物ならないことがある。
このハードカバータイプなら、
中のポスト・イットをしっかりと守ってくれる。
しかも書いたメモの一時保存するという役割もある。
書いたメモをこのハードカバーの内側にとりあえず貼って財布にしまっておき、
オフィスや家に戻ったらノートなどしかるべき所にすぐさま移してあげることができる。
![]()
財布の中にメモ用紙を入れておくという手もあるが、
それだと書いたメモをその都度ノートに転記したり、
テープで貼ったりという手間が生じる。
<ポスト・イット>タイプなら、ノートにサッと貼るだけ。
こういう手軽が長続きさせる重要なポイントになる。
□出かけるときに財布を持っていかないという方はほとんどいないと思う。
これで、いちいち出がけにペンとメモを持っていかなくては、
と気をもむ必要がなくなる。
常にペンとメモを持っているというのはこの上なく安心である。
(2008年5月27日作成)
■ ウォーキーペンはこちらで手に入ります。![]()
友情出演
財布 :土屋鞄製造所 コートバン2折財布
<補足>
ウォーキーペンのリフィルは4Cタイプでした。
ですので、気軽に交換が可能のようです。
サイズ情報
ペン先収納時 約8.3cm
使用時 約8.2cm
<関連リンク>
■ 「紙で出来たペンケース」 ヴィンテージ リバイバル プロダクションズ 1本挿しペンケース
■ 「 ロディアにペンホルダーをつくる 」
■ 「ここまで来たか 日本のデザイン」 TOMBOW デザインコレクション XPA
■ 「外に持ち出したくなる〈ポスト・イット〉ノート」 住友スリーエム 〈ポスト・イット〉 スタイル ミニノート
■ 「よそ行きカバーをまとったポスト・イット」 住友スリーエム <ポスト・イット>ノート レザーカバーシリーズ