■ 「握りしめると、名刺が飛び出す」 abrAsus 薄い名刺入れ 4200円
□名刺交換は初対面の人同士が行うもの。
第一印象を決めるものなので、
これは結構重要。
たまにあるのが
いざ名刺交換をしようと
いつも名刺入れを入れてあるポケットから取り出そうと
手を入れるとない!
そうだ、かばんのポケットに入れたんだっけ、
かばんの中をガサゴソと漁っても
ここにもない。
すでに相手の方は
自分の名刺を一枚をちょこんと差し出したままの状態で
じっとこちらを見つめ待っている。
こうなってしまうと、
出鼻をくじかれた状態となり、
その後の話の主導権は相手に握られるのは明白である。
つまり、名刺交換はできるだけ速やかに名刺を取り出し、
「名刺交換体勢」に入ることがとっても大切。
そのためには名刺入れは
いつも同じポケットに入れておくのはもちろんのこと、
次のステップである名刺入れから名刺を1枚取り出す作業も
スピーディに行うことが求められる。
コンマ1秒でも相手の方より先に出して、
「名刺交換体勢」入っていれば心の余裕が全然違う。
やはり、「待たせる」よりも「待つ」方がいい。
□そんなスピーディーな名刺交換に役立つのが
この abrAsus の「薄い名刺入れ」。
わざわざ商品名に「薄い」と付けているように、これがすごく薄い。
名刺入れというよりかはパスケースくらいしかない。
名刺入れっぽくないのは、
それだけではない。
よくある二つ折りの名刺入れとは違い、
これはワンポケットタイプ。
しかも、普通の名刺入れなら
名刺の出し入れがしやすいように長方形の長い方を開けるものだが、
これは短い方が口になっている。
これだけを見たら使いづらそうと思うかもしれない。
しかし、これが実に使いやすい。
中に入れた名刺を出すには、このようにする。
まず、左手でこの名刺入れを握る。
この時、名刺入れの口が上に来るようにして、わしづかみする。
この「わしづかみ」が大事。
そして、そのわしづかみをより強めのわしづかみにしてぎゅっと握りしめる。
名刺入れは分厚い革が使われているので結構固めな印象。
ぎゅっと握りしめると、グシャッとつぶれてしまうかと思いきや
キレイなつぶれ方をみせてくれる。
名刺入れの口は、
アヒルの口のような形、つまりキレイな菱形になって開くのだ。
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それだけではない名刺入れの下に目を移すと、
底が上に持ち上げられた格好になっている。
中に名刺を入れてもう一度先程の動作をやってみよう。
するとですよ。
握りしめると同時に中から名刺が1cmばかり顔を出してくるんです。
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そこから1枚を取り出せばいい。
よくよく名刺入れを見てみると、
名刺入れの表面には先程ぎゅっと握りしめた時に、
口がアヒルになるように折れ目があらかじめついている。
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さらに、
例の名刺を持ち上げる底の部分は、
ここだけやわらかい革が使われている。
ほんのわずかだが、握りやすいように微妙に台形スタイルにもなっている。
一見すると、
シンプルなワンポケットのようだが
実は細かな細工が施されていたのだ。
この仕組みは特許を取っているという。
□気になるのは名刺の収納枚数。
公式サイトによると、
これはさすがに薄さを追求している関係で15枚程度となっていた。
ちなみに、
私の名刺で試したところでは、
12〜3枚程度がちょうどよい印象だった。
しかし、まぁパーティーや展示会の時などでなければ、
普段の仕事では10枚くらいあれば、十分ではないだろうか。
それからもう一つ気になるのは
いただいた名刺はどうすればいいのかということ。
これは同じワンポケットの中に入れるしかない。
それではぎゅっと握りしめた時に、
さっき名刺交換した方の名刺が出てきてしまうなんてことにもなり得る。
たとえスピーディに名刺交換体勢に入るとしても
他の人の名刺を差し出したのでは全く意味がない。
これについては一つ方法がある。
名刺入れ本体には片方だけ「abrAsus」と刻印されている。
これを目安にして、手前は自分の名刺、
そして、奥にいただいた名刺と分けておけばわかりやすい。
□この握って広げるという仕組み、
そういえば私が子供の頃に持っていた小銭入れがあった。
同じ原理のものであれば、最近では携帯灰皿などがある。
今回の名刺ではそれとはまた違った仕組みだが、
この握るだけというのは片手だけで使えてとっても便利。
名刺入れを使えば、
こうコンマ1秒くらいは速く名刺交換体勢に入ることが出来そうだ。
(2010年6月15日作成)
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□ 関連リンク
■ 「心地よい名刺入れ」 ポスタルコ カードケース
■ 「仕立てのよい名刺入れ」 鞄工房土屋 エンベロープ型名刺入れ