■ 「軽快に使えるクラシカル テイストなシャープペン」
シェーファー センチネル シャープペン 1,000円+Tax
□普段の仕事で最も出番が多い0.7mmシャープペン。
今、愛用しているのは、ラミー2000とぺんてる グラフ1000。
そこに新たな仲間が加わることになった。
と言っても、
ラミー2000やグラフ1000と
同等に使っている訳では、まだない。
言わば、試用期間中。
このペンとの出会いは
とある文具店にフラリと立ち寄って
目が合ってしまったのが
そもそものきっかけ。
ちょっといいなというペンがあると
大体ボールペンだけだったり、
シャープペンがあっても0.5mmということが多い。
それが
これは0.7mmシャープペンだった。
なにも
0.7mm芯シャープペンであれば
なんでも買うという訳ではない。
このペンには
そのまわりに漂う空気感みたいなものが独特で
それに惹かれてしまった。
□シェーファー センチネル 0.7mmシャープペン。
ペン全体から漂う雰囲気が
30~40年タイムスリップしたかような
なんとも言えぬ古さがある。
そのクラシカルさをひときわ放っているのが、
深緑色をした前軸ボディ。
今のペンでは、
ちょっと見かけない色だ。
後軸はつや消しのステンレスボディ。
こうしたタイプだとパーカーのジョッターがあるが、
そのシェーファー版といった感じだ。
実は、私が買ったお店では、
すぐとなりにパーカーのジョッターも並んでいた。
パーカーのジョッターのシャープペンは、
0.5mmしかなかったので、
こちらのシェーファーを選ぶことにした。
もうひとつ、
これはいいじゃないかと私を最終的にレジへと突き動かしたのが、
ペン先まわりのフォルム。
私がシャープペンを買う時に
必ずチェックするポイントだ。
これは、グリップからペン先にいくにつれ、
だんだんと細くなり芯が出るパイプのところも、
そのラインがほぼ1本のラインで結ばれている。
ラミー2000のペンシルほどキレイなラインではないが、
これもまずまずだ。
なぜ、
このペン先部分にそうもこだわるのかというと、
ここは書いている時に常に目に入ってくるところだからだ。
頭に浮かんだことが
腕を通って、手に行き
それが、シャープペンにまで伝わり、
最後にはペン先から紙へとほとばしる、というイメージがある。
このペン先のラインに自然さがあると、
その流れがスムーズに行くような気がしてくる。
□手にしてみると、
想像していた以上にずっと軽い。
私の勝手なイメージだが
クラシカルなもの=重量感がある、
と勝手に決めつけていたので、なんだか裏切られた気分だ。
グラフ1000あたりよりも軽い。
計ってみると、13g。
新品の鉛筆、3本分くらいということになる。
□今回、私はシャープペンを買ったが、
同じモデルでボールペンもあった。
それぞれ外観からでも
区別がつくようになっている。
シャープペンはノックボタンの先端に
小さな穴が開けられていて、
そこから消しゴムが見えている。
ボールペンの方には、その穴はない。
ちなみに、
シェーファーのトレードマークは
「ホワイトドット」という白いポチッとした小さな丸。
グリップの根元についている「ホワイトドット」と
ノックボタンの白い穴が
リズムを合わせるように
同じになっているのが面白い。
□しばらく、
使っていてひとつだけ気になるところが出てきた。
カチカチと芯を出すパイプとペン先には、
ほんのコンマ数ミリというレベルだけど、
ガタツキがあった。
先端のパイプをつまんで上下に動かしてみると、
ほんの少しだけ動いてしまう。
これは、
書いている時にも微妙に感じる。
書いているとそのガタツキにより、
「チャカチャカ」という音を立てる。
そう言えば、
子供のころ使っていたペンでは、
こうした音がしていたように記憶している。
そこらへんも、
クラシカルさがあるとも言えなくもない。
□使っていて、
逆にいいなぁと思ってしまうこともあった。
ひとしきりノートに書いて、
ポイと無造作にノートの上にシャープペンを置いた時。
その姿がなんとも素敵なのだ。
今のペンにはない独特の雰囲気がある。
まだ、正式な一軍シャープペンには昇格していないけど、
しばらく様子をみつつ、
なにか用途を与えてたまに使っていこうと思う。
■記事作成後記
使っていて気づいたのですが、
筆圧を強くして書くと、芯がスプリングで
少しだけ引っ込む機構を搭載していました。
プラチナのプレスマンみたいな機構ですね。
殴り書きしたときでも、それを受け止めてくれ
芯の折れを防いでくれそうです。。
(2014年5月13日作成)
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