■ その60 「大きなクリップのペン」 ロットリング クリッパー ボールペン 1,050円
□最近、大型のクリップが付いたペンをよく見かける。
巷では、かなり流行っているようだ。
中には、大きなクリップがメインで、
ついでにペンが付いていると思えるものもあったりする。
さて、今回は、そんなクリップがとても印象的な
ロットリング クリッパー。
□大きなクリップでありながら、バランスのとれたデザインと
なっている。
胴軸とクリップの間には、太鼓状の円柱のようなものがあり、
トレードマークであるクリップをひときわ目立たせるのに一役をかっている。
このクリップ、見た目のデザインだけでなくちゃんと機能が
備わっていて、 本来の挟むという機能以外に
ペン先を収納するという役割もある。
いわゆるノック式のペンなので、ペン先はノックをすると出てくる。
もう一回ノックをすれば、当然引っ込む。
さらに、このクリッパーは
クリップをひろげると、ペン先がカシャっと引っ込む。
はじめこのクリップを使ったペン先の収納機能はたいしたものでは
ないと軽く考えていた。
しかし、使い続けていると、これがとてもよくできた仕組みであることに
気づかされた。
□私は日ごろペンをシャツの胸ポケットにさしている。
かなりそそっかしい性格のため、ペン先を出したままの状態で
胸ポケットに入れてしまうことがたまにあり、
シャツのポケットをインクで汚してしまうこともあった。
このクリッパーはそんな間違いを防いでくれるのである。
それは、どういうことかというと
書き終わって、ペンを胸ポケットにしまう時に、
先ほどクリップ機能でペン先がカシャっと収納される。
胸ポケットにペンを差す時には、クリップをひろげてさす訳だが
クリップをひろげると同時にペン先が引っ込むという
実に合理的な仕掛け。
ペンとシャツの組み合わせを愉しむ私としては
大変ありがたい機能だ。
□実は、このクリッパー
先ごろ日本のカタログから姿を消してしまったという。
まったくもって残念な話だ。
シャツにやさしいペンとして、大事に使っていこうと思う。
(2005年1月18日作成)
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