■ 「書類の持ち運びが快適になる」
ポスタルコ リーガルエンベロープ ファブリック&レザー 21,000円
□日ごろ仕事などで、書類を持ち歩くということは結構多い。
社内の会議であれば、書類をむき出しのまま持ち歩いたり、
外での打合せなら、ファイルを鞄に入れたり
日々、だれもが行っていることだ。
確かに、書類を運ぶということで言えば、
そうした方法で十分目的は達成される。
そんな中で、このリーガルエンベロープがこだわったのは、
書類の持ち運びを「より快適」にするということだ。
とてもさりげないつくりなのだが、実際に使ってみると、
なるほど!と思わされるこだわりが随所に隠されている。
□エンベロープという名前のとおり、まさに封筒といったスタイルをしている。
中でもひときわ目を引くのが、
紐でぐるぐると巻いて開け閉めするトメ具。
このトメ具のせいだろうか、
全体的な印象がどことなくクラシカルな感じがする。
チャックやボタン式に慣れきってしまっていたので
最初はちょっとまどろっこしい感じもした。
でも、慣れてみればこのグルグルも結構手早く出来るようになってきた。
今では、開け閉めのたび行う、このグルグルと巻く作業が
なんとも楽しくてたまらない。
この紐式ゆえに、とても便利なことがある。
たくさんの書類を入れると、
エンベロープはパンパンに膨れ上がり
そのせいで、フタがしっかりと閉じない状態になってしまう。
この紐式なら、そんな状態でも紐を長めに巻いてあげれば大丈夫。
紐ならではのフレキシブルさだ。
チャック式やボタン式だと、こうはいかないだろう。
しかも、このリーガルエンベロープの良いところは、
こうして、たくさんの書類をいれた状態でも、
全体のスタイルを損なわないことだ。
サイドにはたっぷりとしたマチがあり、普段はおとなしくスリムな状態だが、
たくさんの書類を入れれば、ぐわっと広がりだす。
逆に、書類を1枚だけ入れた状態でも
きちっとしたスタイルを保つことができる。
リーガルエンベロープの裏側の面には厚手の台紙が入っているので、
ペラペラと頼りない姿をみせることはない。
大事な商談の時に、契約書だけをこの中に入れても
ビシッと決めることができる。
このように、このリーガルエンベロープは
入れる書類の量に関係なく、いつも美しいスタイルを維持してくれるのだ。
これは、快適に持ち運ぶという点でとても重要なことだと思う。
□使われている素材にも大変こだわっている。
よく手にするフタや携えた時にちょうど手がくる底の部分には
キップといわれる上質な牛革が使われている。
カーフ(子牛)よりも、すこしだけ成長したもので、
程よいやわらかさとコシを併せ持っている。
さらにしなやかさを出すために、
ベジタブルタンニングという自然の植物などを使った
特殊ななめし加工まで施されている。
持ち運ぶたび、そして書類を出し入れするたびに
この上質な革の感触が手のひらいっぱいに広がってくる。
この革以外のところには、圧縮コットンという素材が使われている。
これは、テントなどによく使われる素材だ。
テントと言えば、雨露をしのぐのが主な役割だが、
ここで使われている圧縮コットンもぎっしりと目が詰まっていて
中の書類をしっかりとガードしてくれる。
使い込むほどに革はより馴染んでいき、
この圧縮コットンも穿き慣らしたジーパンのように
いい味わいがでてくることだろう。
□収納スペースは間仕切りのないシンプルなワンポケット。
A4サイズを悠々と収めることができる。
雑誌やフォルダー、前回ご紹介したハンギングフォルダーも
ひと飲みにしてしまう程だ。
□また、このリーガルエンベロープには書類を入れるということだけでなく、
とても気の利いた配慮がある。
それは裏側に付いているペンホルダー。
普通のブリーフケースにはポケットの内側に付いているものだが、
これはあえて外側に付けられている。
いざ、ペンで書こうと思った時にケースの中をガサゴソとあさらなくても
さっとスマートに取り出すことができる。
ペンを取り出した後は、当然何かを書くことになるのだが、
この裏側には、先ほどご紹介したように
分厚い台紙が入っているので
ちょうど、クリップボード感覚で書くこともできる。
□ファイルとも鞄ともちょっと違う、紙を快適に運ぶということに徹したケース。
これまで、何気なく行っていた書類を持ち運ぶという行為が
じわりじわりと愉しくなってくる。
(2006年6月20日作成)
□ ポスタルコ オフィシャルサイト
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