■ 「私の手帳の書き方・使い方 2013年〜2014年」
□昨年のこの時期にアップしたコラム
「私の手帳の書き方・使い方2012 年〜2013 年」、
一年間を通じて読者の皆さまのアクセスがとても多かった。
多くの方が手帳にどうやって書いたらいいのだろうかと
悩んでおられるということなんですね。
考えてみれば、
手帳の書き方を誰かに教わった覚えなどない。
私もなんとなく
こうやるんだろうという自己流で
これまでずっとやってきた。
たまに文具交流会などで
ひとさまの書き方を見せていただき
なるほど、こういう手もあるんだと
勉強になることがあった。
その使い方いいですね、と言っても
当のご本人は別に特別なことをしているという
感覚はないらしく、
私が驚いていることに驚いている。
特に手帳はノートと違って
記入スペースが小さい。
限られたところに必要な情報を見やすく
書き残していくので、
各自が日々積み上げていった独自のノウハウというものが
生まれてくるのだろう。
必ずしもその全てが自分に合う訳ではないが、
部分的なエッセンスはとても参考になる。
ということで
今年も私の書き方・使い方を
あれやこれやとお話ししてみたいと思う。
私はかなり変わった使い方をしているので、
はたして読者の皆さんのご参考にしていただけるのか
大いに不安ですが。。。
■ 今年もマンスリー手帳
かれこれマンスリー手帳を使い始めて
9年目になる。
それまではウィークリー派だった。
マンスリーに変えた一番の理由は
ウィークリーでは予定の管理が
いまいち上手くいかなかったから。
私の仕事の特性からかもしれないが、
常に1 週間、2 週間先の予定を見据えて
今日をどうやって生きるかを決めている。
ウィークリー時代には、
新しい週のページをめくるたびに
あ!あさってに締め切りがあった!と
慌てることがあった。
その前の週の予定ばかりに気を取られて
次の週の予定を見るのをすっかり忘れていたのだ。
なんのことはない
次のページをめくればいいだけなのだが、
ついつい面倒くさくてそれすらしなくなっていた。
マンスリー手帳にすることで
常に先々の予定が目に入ってくるので
それらを確認しつつ日々を送れるようになった。
それから
カレンダーが馴染みやすいという点もある。
子供の頃からずっと見続けているので、
頭の中にすんなりと入っていく。
それこそ砂漠に水かみるみるしみこんでいくように
スウッと入ってくる。
このスウッと頭に入ってくる感覚は
スケジュール管理では
とっても重要だと私は考えている。
ということで
来年もマンスリー手帳でいくことにした。
昨年に引き続き高橋書店の
「ラフィーネ」(A6文庫本サイズ)にした。
今年の花柄は例年よりさらに華やかで
レジに持って行くのがとっても恥ずかしかった。
レジの女性が「840 円です」と言う時、
チラッとこちらを見て
「これあなたが使うの?」と思っているような気がして
背中に滝のような汗が流れた。
「ラフィーネメンズ」というタイプが
出てきてくれることを切に願っている。
■ しおりを大きなタイプに変更
「ラフィーネ」には、
もともとひものしおりが付いているが、
私はそれをグイと引っ張って取り払っている。
その代わりに付けているのが
薄っぺらいクリップ状のブックマーク。
今年はそのクリップを少しばかり大きなものにした。
それは今月のページを開くスピードを
速めたかったから。
これまでは、
今が10 月なら10 月のページの一枚だけに
クリップをとめていた。
これだと
その都度指でクリップを押さえて
開く必要があった。
もう少しはやくページを開けないかと考え
より大きなクリップを使い、
今の月のページと以前のページも
一緒にとめてみた。
こうすると
もはや指でクリップを添える必要はほどんとなく、
手帳を開くとその月になりやすくなった。
デメリットとしては
過去のページが開けにくくなること。
私の場合、
過去を振り返ることはあまりないので、
不便はほとんど感じない。
過去よりも
今の月がコンマ1 秒でも
速くひらける方が重要だ。
過去を振り返るより、
今を生きるのだ!(なんてね。。)
■ ラベルシールは、ノートページに貼り込む
私は手帳に
貼って剥がせるラベルシールを結構よく使っている。
用途としては
その日に必ず持って行かなくてはいけないものを
ラベルシールに書いて、目立たせるというもの。
マンスリーは特に一日の記入スペースが小さいので
こうした追記的なことは欄外に書くことがある。
ただ欄外に書くだけだと
うっかり見落としてしまうことがある。
そうした時に
黄色やグリーンのラベルシールを貼っておくと
忘れずにすむ。
色々なサイズがある中で、
私は小さなタイプを使用している。
これまで
こうしたラベルシールは手帳カバーの後ろに
なにも考えずに収めていた。
「しまっておく」という意味では、
全くもって最適な場所だった。
しかし、
いざラベルシールを使おうとしたとき
これが少々やっかい。
何枚もあるラベルシールをカバーから滑り出させ
探して貼るという作業が伴う。
もっとスムーズに出来ないだろうか。。。
そこで、
手帳の後半にあるノートページに
テープ糊で直接貼ってみることにした。
ページをめくるだけなので
目当てのラベルシールへのアクセスが断然速くなった。
ラベルシールを剥がすときは
台紙を少しばかりグニャリと折り曲げなくてはならない。
それをノートページごとやってしまえばいい。
ラベルシールを全部使い終われば、
そのページを切り取ってしまう。
空になった台紙ページを後生大事に
持ち歩いても意味はない。
私が使っている手帳のノートページの一部には
予めミシン目が入っているので、
切り取りも楽。
■ 完了したことがわかるマーク
昨年から導入した「ボタン式チェックボックス」。
ついつい押したくなるデザインを意識して
考えたものだ。
これはなかなかいいぞ!と思っていたが、
実は今は使っていない。
その代わりに新しく導入したものがある。
それは
タスクの周りをグルッと囲み
その右上に四角いチェックボックスを書き入れるというものだ。
アプリやFacebook で新しい更新があると
アイコンの右上に赤い数字が出るが、
ちょうどそのような感じだ。
たとえば、
「PC のバックアップ」という予定があったら
その右肩に□マークを乗せる。
そして、
完了したらその□マークを塗り込む。
たくさんの情報が書き込まれた手帳紙面においても
この「右肩□マーク乗せ方式」は
意外と目立つ。
完了したもの、まだのものが
ハッキリと区別できる。
いつもFacebook を見て右肩にあるマークに敏感に
なっているせいかも知れない。
■ 工程表を塗りつぶす
pen-info.jp、オールアバウト、雑誌の「THINK!」といった
連載仕事の進行管理のために使っている工程表。
一本の原稿を仕上げるのに
大体8〜10 工程くらいがある。
以前は、
ひとつひとつの工程が終わると
オセロのように、そのマス目に●印を書き入れていた。
今年はそのマス目全てを塗りつぶしてみることにした。
実際にやってみてわかったのだが、
完全に塗りつぶした方が
進んだレベルが1 本の棒で示されるので
進み具合が今まで以上に直感的に頭に入ってくるようになった。
■ 一ヶ月外枠囲み方式は今年も健在!
数年前から取り入れている
1 ヶ月の外枠を囲む方式。
今やこれなしでは
私のスケジュール管理は成り立たないというくらいに
私の頭、そして体に馴染んできている。
一ヶ月は限られているということ、
そして、一ヶ月が形として認識でき
予定が頭に染みこんでくるようになる。
昨年からその外枠を
グレーのマーカーで書いている。
このグレーの色は大正解だった。
予定を書き込んだページを改めて見てみると
グレーの外枠がすっかりと
紙面の中で一体化している。
たぶんそれは
シャープペンの筆跡との相性がよいからだろう。
シャープペン、つまり黒鉛芯の筆跡は
黒と思いがちだが、
実際はグレーをしている。
同じグレー同士という相性の良さがあって
見ていてとても心地よい。
■ 年間カレンダーページの活用
高橋書店のラフィーネを使い始めて、
今年で6 年目。
こう長く使い続けていると
色々と使いこなせるようになっていく。
ただ年間ページだけは
ずっと放置したまま使えずにいた。
別に無理して使わなくてもいいのだが、
あるとき一つの活用法を思いついた。
私は、最近自分の行動周期というものを
なにかと調べている。
たとえば、
髪を切る周期。
これはだいたい7 週間。
こうしたちょっと長めの周期を調べるのに
年間ページは結構使える。
マンスリーカレンダーに書き込むと
振り返るのが大変だが、
年間カレンダーならその周期がひと目でわかる。
まだ、使い始めたばかりだが
たとえば、コピー用紙1 箱を使いはじめた日を書き込んだり、
スニーカーをおろした日などを書き込んでいる。
さて、その周期がわかってどうするか??
ウム、、あまり意味がないかも。。。。。。。
■ 「時計式ToDo 管理付せん」の仮保存
手帳とあわせて愛用している「時計式ToDo管理付せん」。
マンスリー手帳は1ヶ月を見るためのもの、
対して「時計式ToDo管理付せん」は
1日を見るためという具合に明確に使い分けている。
デスクでは、PC のモニターの下に貼って
アナログ時計を見つつ、
オンタイムで仕事が進んでいるか、
それとも遅れ気味なのかをチェックしている。
ひとたび外出となれば、
その「時計式ToDo 管理付せん」をはがし
手帳の専用ページに貼って出かける。
以前はポスト・イットのバックシート(台紙)を
ちょうどよい大きさに切って
それを貼り付けて使っていた。
一年間にわたって
結構貼っては剥がしを繰り返すので
バックシートだと表面が毛羽立ってしまう。
毛羽立つと粘着性能が落ちてしまう。
他にいい方法はないだろうかと考えた時、
一ついいものを思いついた。
マスキングテープだ。
そもそもマスキングテープは、
その上から塗料などを塗ったりするのに使われている。
表面が頑丈に作られているはずだ。
付箋の貼り剥がしにも
きっと適しているに違いない。
結果は、
バックシートよりも頑丈で
一年間使い続けても表面の毛羽立ちは見られなかった。
マスキングテープは
表面がツルツルとしているので
付箋の貼り剥がしがとてもスムーズにできて気持ちいい。
□このような感じで
昨年の使い方をベースにして
ほんの少しずつカスタマイズの手を加えている。
昨年に比べたら、
それほど大きな変化はないけど
それはそれでいいと思っている。
すこしだけど
私にとって着実に使いやすくなっているという
感覚はたしかにある。
そもそも、この作業は、
あまり急いでも仕方がないと
私自身は割り切っている。
というのも、
こうした作業には
きっと最終ゴールというものはないと思っているから。
働き方や生き方がこの先もたえず変化していき、
それに伴い、手帳の使い方も変化していくものだと思う。
■記事作成後記
2014年に向けて
手帳カバーを新調しました。
カバー自体は
これまでと同じポスタルコの「カレンダーカバー」。
これまで
オリーブ、ネイビーと使ってきましたが、
来年はブラック。
このブラックもいい感じです。
圧縮コットンのブラック具合も美しいです。
(2013年12月3日作成)
■ 高橋書店 ラフィーネは、こちらで販売されています。
■ 私が手帳用ペンとして使っているラミー2000 0.5mmシャープペン
■ ポスタルコ カレンダーカバー
■ 「時計式ToDo管理付せん」は、以下のショップで販売されています。
* フライハイト
楽天ショップ (フライハイト)
* アサヒヤ紙文具店
* 文房具カフェ
* 文具Shopプラーナ
■ Facebookページ はじめました。
** マンスリー手帳 私のこれまでの歴史
■ 「私の手帳の書き方・使い方 2012年〜2013年」
■ 「2011年 私の手帳の使い方、そして2012年に向けて」
■ 「マンスリー スケジュール帳 2009年 私の使い方 」
■ 「マンスリー スケジュール帳を比較検討する。」
■ 「 4年目を迎える 私流ビソプランの使い方」 クオバディス ビソプラン(クラブ)
■ 「シンプルなカレンダー手帳」 クオバディス ビソプラン
■ 「目に見えない時間を面積で表す」 pen-info.jp 時計式 ToDo管理ふせん
** いま抱えているタスクを頭で記憶するのではなく、
全部頭から出しちゃいましょう。その方がスッキリします。
■ 「ToDo全集に最適なATOMA A7メモ」