文具で楽しいひととき
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「ケリー」がここ数年再び人気を集めている。「ケリー」と言えば、1971年発売の、年齢にして47歳という今やどちらかと言うとベテランなシャープペンである。カチンとキャップを付け外しする「ひと手間」がノック式全盛の中、新鮮に感じるのかもしれない。その「ケリー」がクラフトデザインテクノロジーによってリデザインされ、この度発売された。キャップはシルバー。もともとケリーにもシルバーカラーはあるが、それよりもホワイト具合がわずかに強い印象。キャップを外すとグリップ部分そしてペン単体の後軸はスッキリとしたホワイト。そして、最大の違いは中央のメタルパーツだ。本家ケリーは立体感のあるスクエアパターンだったが、今回はシンプルなラインだけで構成されている。このパターンは、クラフトデザインテクノロジーのトレードパターンである「真田紐」をモチーフにしたものだ。ケリーの中でもデザインのポイントになっている部分なので、印象の違いが際立つ。白は膨張色なのだが、このケリーはとてもスッキリとした印象に見えるのは、このシンプルリングのせいのような気がする。
*クラフトデザインテクノロジー シャープペンシル 038W(CDTケリー)2,500円+Tax
手前がCDTケリー、奥がぺんてるのケリー
真田紐をモチーフにしたというメタルパーツ