文具で楽しいひととき
CATEGORY / 何度も読み返したくなる本
これまで日記というものをつけたことがない。唯一少それらしきことをやっているのは、「時計式ToDo管理ふせん」の書き終わったものを1日1ページ手帳「EDiT」に貼って、一言だけその日にあったうれしかったことなどを書くようにしているくらいのものだ。日記などと呼べるものではないが、ちょっと余白があったので試しに書いてみた。もう8冊くらいになって、数年前のものをめくって見てみると、これが結構面白い。数年前のこの日はこんなことがあったのか〜などと懐かしむことができる。スケジュール帳も12年分くらいとってあるが、それは昔のものを見てもいっこうに面白くない。その理由が最近わかった。おなじ昔のことでも、スケジュール帳にあるようないつだれに会ったという「事実」の羅列は見ていてもちっとも面白くないが、その日にどんな気持ちだったかといった「感情」的なことは面白いということなのだろう。
ライフの3年連用日記は、各ページが○月○日ととなっていて、それが3年分書けるようになっている。がんばって一年書き終わると、グルリと巡って前年の自分に会える。その日にどんなことを感じたかをちょっとだけ書くだけでもきっと、一年後の自分は楽しんでくれるに違いない。
このライフの3年連用日記は、こうした上製本にはめずらしく1ページ目からしっかりと開く、よくあるものだと1ページ目の綴じもとは貼り付けられていてうまく開かなかったりする。ライフのこの日記では見返しページを2ページ作ることでそれを解決してくれている。1ページ目からいいスタートが切れる。また、表紙は辞書のようなしっかりしたもので、製本の接着剤には自然由来の「にかわ」を使っている。3年後はもちろん、何年後にも過去の自分に気持ちよく会える日記だ。
*ライフ 3年連用日記
A5 3,000円、2,600円。B6 2,600円、2,300円。(いずれも+Tax)