■ 「持ち運ぶ+眺める が愉しめるペンケース」
マッジョーレ ペンケース 6本タイプ 13,650円
□お気に入りのペンがしだいに増えていくと、困るのがその携帯方法だ。
1本や2本であれば、上着や鞄のポケットにさしておくこともできるが、
それ以上となると、やはりペンケースの出番となる。
私は数年前から「ペンケース ヒモ」というのを使っている。
とてもシンプルで気に入っているのだが、
唯一の不満点は、収納スペースがワンポケットになっていて
ちょっといいペンを入れると、中でガチャガチャと触れ合って
傷を付けかねないということ。
普段使いのペンを放り込んでおくにはちょうどいいのだが。。。
今回はそうしてお気に入りのペンをしっかりとガードして
収納できるペンケース、マッジョーレを紹介したい。
□MAGGIORE(マッジョーレ)はイタリア語で「最高」という意味。
名前はイタリア語だが、実は日本製。
革職人がひとつひとつ手づくりで仕上げている。
素材にはカーフスキンと言われる子牛のよくなめされた革が使われている。
こんなにやわらかくて、大切なペンはしっかりガードできるのだろうかと
思ってしまうほどだ。
でも、このやわらかさがこのペンケースならではの鍵を握っている。
□広げてみると、6本のペンが悠々と収納できるポケットが現れる。
かなり太めのペンを収めてもペン同士が干渉することはない。
幅は広いものの、ポケットはとても浅いつくりになっている。
そのため、ペンをさしてみると、半分程しか入らない。
一般的なペンケースだと、ボディのほとんどがすっぽりと入り、
クリップで固定するものが多いが、
このマッジョーレの場合は単にポケットにさしたままという状態となる。
これでは、ペンがするりと落ちてしまわないかと思われるかも知れないが、
大丈夫。
持ち運ぶ時は、ペンが飛び出したりしないように
ペンを覆い隠すフタが付いている。
□ペンケースではあまり見かけないこの浅めのポケット、
これが意外と使い勝手がいい。
例えば、
ペンケースを机の上でズラッと広げた時に、
お気に入りのペンが程よく露出された状態で一望できる。
さぁ、どの1本で書こうか、なんて楽しく悩むことができるのだ。
また、浅めのポケットゆえに、ペンの出し入れがとても簡単。
さらに、広げられた上ブタのスペースを使って、ペンをその上に置くこともできる。
大切なペンを机にじかに置くのではなく、
こういう柔らかな上なら、ペンもきっと喜んでくれることだろう。
ちなみに、内張りされているのは、
スウェード調のエクセーヌという人工皮革。
これが、外側のカーフスキンに負けず劣らずの柔らかさがある。
□先ほど、柔らかさにはこのペンケースならではの鍵があるとお伝えしたが、
それは、このペンケースは携帯時にはぐるぐると巻くという必要があるからなのだ
まるで太巻きを作るかのようにぐるぐると巻いていき、ヒモでビシッと結ぶ。
巻き上がったその姿は、
ペンケースというよりも、職人が持っている工具入れといった感じだ。
先ほどまで、あれだけ柔らかかったカーフスキンは
こうして巻き上げられると、ハリのある程よい固さになり
ペンをしっかりと包み込んでくれる。
握りやすい程よい太さと、
お気に入りのペンが中に収められているという
何とも言えぬ満足感が手のひらいっぱいに広がってくる。
また、ヒモを解いて広げるときのワクワク感もたまらない。
□このマッジョーレのペンケースは
ペンを収納して運ぶということだけでなく
お気に入りのペンを日々愉しく使うということも同時に味あわせてくれそうだ。
(2006年5月9日作成)
■ マッジョーレペンケースはこちらで手に入ります。
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