2013.03.19(276-5)

「ペーパーワールド2013 5」

展示会レポート

■ 取材後記

毎朝、展示会場へと向かう交通手段としてSバーンという電車を利用した。ドアは乗り降りする各自がボタンを押して開けるという方式。5年ぶりに乗ったのでそんなことすっかり忘れていてかなり焦った。私たち日本人は電車やタクシーなどの自動ドアですっかりと甘やかされてしまっているようだ。

駅に着いても、ボタンを押さない限りドアは開いてくれない。。

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中央駅のホームに降りるエスカレータにあったフランクフルト・メッセの広告。

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展示会場の入り口はまるでアミューズメントパークのゲートのよう。ドイツの人たちはルールに厳格でチケットを一人一人しっかりとチェックしていた。

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今回の取材の拠点となったプレスセンター。香港の展示会もすごかったが、フランクフルトはさらにその上を行っていた。

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まるでカフェのよう。実際、ここではコーヒーやエスプレッソが飲める。展示会終了後の夕方にはバーになってしまう。

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今回の取材ツール。アサヒヤ紙文具店さんのクイールノートマーブル、ラミーCP1ペンシル、そして、今回から使い始めたリコーGR Ⅳ。

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取材中に展示会場の通路を歩いていると、いきなり「Excuse me!」と声を掛けられた。

きっとお客の呼び込みじゃないかと思って、かかわらないように通り過ぎようとしたが、しつこく声を掛けてくるので振り返ってみると、「You are from Japan?」と聞くのでそうだと答えると、どうしても一つ教えて欲しい日本語があるとのことだった。どうやら売り込みではなかったようだ。彼は自分がしているネクタイを指さし、ここに書いてる漢字はどういう意味?と尋ねてきた。

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そこには「名曲鑑賞番」とハッキリとプリントされていた。「名曲鑑賞」まではどうにか説明できたが、その次に来る「番」の意味がどうにもよくわからない。

彼としては今度日本に行くのだけど、このネクタイをしていってもおかしくないかということが気がかりだったのだという。意味がちょっと不明なところはあるが、別にそれほど変ではないよと教えてあげると長年の胸のつかえが取れたように彼はとても安心していた。

彼はデンマーク人で空手を習っている親日派。町のスーツショップでこのネクタイを買ったのだという。もし日本でこのネクタイしている彼のことを見かけることがあったら「そのネクタイいいね!」とぜひ声を掛けてあげて欲しい。

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フランクフルト・メッセ スタッフの方にお誘いいただきスタッフ専用の食堂でランチをさせてもらった。

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フランクフルト・メッセには10を超えるほどのたくさんのホールがある。そのいずれの出入り口にも必ずと言っていいほどあったのがアイスクリームスタンド。午後も3時や4時ともなると大人たちが黙々とアイスクリームを食べ始める。私も食べたが、疲れた体にピッタリですごくおいしかった。

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日本に帰国する最後日はハウフトバッフェという中心街に行ってショッピングを楽しんだ。展示会会期中は、プレスバッジに電車のフリーパスが付いていたのでそれで自由に乗れたが、展示会が終わったので、自ら切符を買わなくてはならない。

ドイツは改札がなく、あくまでも自己申告で切符を買う。時たま、抜き打ち検札が車内であるから油断はできない。実は、私が乗車したときもその抜き打ち検札があり、切符を持っていなかった人はペナルティとして何十倍もの金額を支払わされていた。

さて、切符は通訳の方に買い方をあらかじめ教えてもらっていたのですんなりと行った。まず、券売機(ちなみにホームにあります)で言語を選ぶ。

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さすがに日本語はないので、英語を選ぶ。あまり遠出しない場合は「Single Journey Frankfurt」でいいらしい。

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あとは、大人を選ぶと、金額が表示されるのでお金を入れればいい。

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ハウフトバッフェは、新しいビルと古い佇まいの石造りの建物が仲良く共存している街だった。

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昨年、ミュンヘン行った時にすっかり虜になってしまった「MANUFACTUM」。ドイツらしスパルタンな品揃えのセレクトショップだ。最近では日本の無印良品でも一部のアイテムが販売されはじめている。そのフランクフルト店に向かってみた。あんまりおおっぴらに地図を見ながらは危険なので、ちょっと道が心配になったら通りの脇に寄ってこっそりと地図をチェックしながら歩みを進めていった。

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「MANUFACTUM」は、オペラ座のすぐ向かいにあった。

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およそ2時間、タップリとショッピングを楽しんだ。基本ミュンヘンで見たときと品揃えは同じだった。私が買ってきたのは、鉛筆のキャップ(0.4ユーロ)、真鍮が美しい鉛筆削り(1.9ユーロ)、そして、これも真鍮の美しにやられてしまった自転車のベル(13ユーロ)。

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この鉛筆キャップ、一見すると日本にあるものと似ているがちょっと違う。キャップに入っているスリットがかなり長い。厳密に言うと、根元から先端にまで及んでいる。これがかなり強いバネ効果を生み出しているようできつめにキャップがセットできる。

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「ToDo全集」として愛用しているATOMAのメモ。

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その「MANUFACTUM」バージョンのグレーを買った。(本体 6.8ユーロ 、リフィル 2.3ユーロ)このシルバーリングは、アルミ製だという。

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それから、ブラシ(13.8ユーロ)とちりとり(11.5ユーロ)。

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なにもドイツに来てまで掃除道具を買わなくてもと思ったが、このスパルタンなちりとりに私の心はわしづかされてしまった。ブラシは「MANUFACTUM」オリジナルだった。これで仕事場の掃除に精を出そうと思う。

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デパートの文具売り場で見つけたラミーの消しゴム(一個 0.7ユーロ)。

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ショッピングで疲れた体を癒すのにはドイツではやっぱりアイスがしっくりとくる。

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ペーパーワールドに関するお問い合わせは
メサゴ・メッセフランクフルト(株)

ご出展・ご来場のお問い合わせ:03-3262-8444

info@japan.messefrankfurt.com

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