文具で楽しいひととき
IKEA
ホップヴァルス
私はよくIKEAのプロダクトを使っている。仕事場の白いデスクもそうだし、校正作業をする時にゆったりと体を預ける一人がけソファのポエング、いくつもの書類フォルダーを整理する鍋ブタオーガナイザーなどなど。シンプルデザインの中に気の利いた機能性があったりするところがいい。このブラインドもとても気に入っている。
■ ただのブラインドではない
IKEAらしい余計なものがないスッキリとしたデザイン。パッと見たところでは、ごくふつうのブラインドのようだ。しかし、使うと分かる便利さがある。一番気に入っているのが、ブラインドの上げ下げが直感的に行えるところ。一般的なブラインドは端にある紐を引っ張ったりして上げ下げをする。このホップヴァルスはブラインドの下にあるつまみを直接上げ下げすればいい。
上げ下げには少し重みというか抵抗感がある
ブラインドの上の部分にはスプリングが仕組まれていて、そこで上げ下げを司っている。ブラインドを下げるのはなんとなく、そうだようねと理解しやすいが、上げる時にも好きな位置にピタリと固定できた時は、不思議な感覚があった。でも今はすっかり手がその操作に慣れた。とにかく直感的に行えるのがいい。紐の時はどっちの紐を引っ張るんだっけ?と一回逆をやってから上げ下げしていた。
2つ目に気に入っているところはブラインドを横から見ると分かる。ハニカム構造になっているのだ。これにより断熱性があるという。ブラインド部分を触るとフカフカとやわらかい。結構薄めの不織布を使っているようだ。見た目に軽やかさがあるが、実はこうした隠れた機能性もある。
■ 私の使い方
私は文具の撮影を仕事場の白いデスクの上でいつも行っている。基本自然光で撮影している。この時の光の加減を調整するのにブランドが役立つ。たとえば、天気が良くてすごく日差しが強い時はこのブランドを少し下げて光を和らげる。天気によっては完全に下げたり、半分くらいにしたいと調整している。
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私が使っているのは幅120cm×長さ155cm。これを仕事場の2つの窓に取り付けている。買うときに一つ注意しなくてはいけないのが、壁などに取り付ける金具が別売りとなっているところだ。リピートして買うときに無駄がないようにという配慮だろうか。私の仕事場はもともと別のブラインドを付けていた。その金具を取り外し同じところにホップヴァルス用の金具をドライバーでねじ止めしていった。取り付け自体はとても簡単。
すでに2年ほど使っているが、とても満足している。カーテンはどうしても開け放しても端っこに布の塊がもっさりできてしまう。ブラインドはそれがほとんどなくスッキリとする。我が家のブラインドが一つずつこのホップヴァルスに置きかわりつつある。
IKEA ホップヴァルス
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