pen-info｜Tsuchihashi Tadashi
文具で楽しいひととき
文具で楽しいひととき
チボリオーディオ
モデル ワン
事務所を構えたときに買ったので、もう14年愛用していることになる。私は仕事中はずっとラジオを流している。この原稿を書いている今（2023年12月4日 6:35）もJ-WAVEをかけている。聞くとはなしにデスクの周りに音を漂わせて仕事をしている。この働き方をずっとしているので、この番組のこのコーナーが始まったらそろそろコーヒー休憩だとか、この番組になったら仕事は終わりと耳で時間を確認できるまでになっている。
当時、デザインも良くて音もいいラジオはないだろうかと色々と探してこれに辿り着いた。
■ ダイアル操作だけ
私が使っているのは「MODEL ONE」というタイプ。現行品はブルートゥース内蔵のようだが、私のは付いていない。ひたすらラジオだ。
面構えがいい。両側に同じくらいの大きさのスピーカーとチューニングダイヤルがある。その中央にボリュームとスイッチ兼バンド切り替えのダイヤル。操作は全てダイヤルなので、仕事中にパソコン画面を見つつ手探りでも十分操作ができる。昔のドイツ車のエアコン操作のようだ。
一番良く操作しているスイッチダイヤルは毎日回転させているのでそこだけ塗装が剥げている
操作感ということで言えば、チューニングダイヤルの回転具合がとてもなめらか。ダイヤルも大きく、たくさん回しても目盛りは少しずつしか移動しないので微調整がしやすい。
■ 音がいい
このラジオはスピーカーが一つということでモノラル。でもそれを全く感じさせないいい音が流れてくる。クリアで程よく低音も効いている。音がいいせいもあって仕事中にかけても邪魔にならない。もはやこの音がないと仕事をしていても何かが足りない心持ちになる。それでいてラジオでお気に入りの音楽が流れてくると、嬉しい気持ちが体の中にポッと生まれる。
ラジオの裏面はこんな感じになっている
＊
デスクの左隅に14年間ずっと置いている。その上にはこれも定位置なのだが、BRAUNのクロックを乗せて時間をチェックしている。チボリオーディのデザインは14年経った今も全く古びていない。この2つのデザインがいい感じで溶け合っている。今なお満足感に浸れるラジオである。ちょっと高かったけどいい買い物をしたと思う。
チボリオーディオ MODEL ONE 現行品
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