文具で楽しいひととき
ポスタルコ
フリーアームシャツ
すごく気に入ったので2着目を買った。オフホワイトをずっと着ていて先日クラウドブルーを買い足した。気に入ったというのもあったし、別な事情で新しいシャツを買わなければならないということもあった。シャツはこれまでブルックスブラザースのレッドフリースのボタンダウンシャツをメインに着ていた。白を3〜4着、ブルーとピンクを1着ずつをクローゼットに掛けて、左側から順番に着ていた。そのレッドフリースがいつの間にか廃番になってしまっていた。ブルックスブラザースには、定番のドレスシャツにもボタンダウンはある。ただ、それは着丈が少々長い。私はシャツを外に出して着たいのでそこは気になる。元々はドレスシャツはズボンの中にシャツを入れて着るものなので仕方がない。
何か新しい軸足シャツを決めないといけないなと思っていたところで、このポスタルコ フリーアームシャツの着心地を思い出した。このシャツは着心地はもとより動き心地がいいのだ。
■ 腕が動かしやすい
このシャツを正面から見るといたってふつう。後ろから見るとそのユニークさが際立つ。首の根元からプリーツが折り込まれている。わたしは仕事をするとき、デスクに向かってノートに書いたり原稿用紙に書いたりと前傾姿勢を取っていることが多い。こうした姿勢をとってもこのシャツはとても楽。背中が引っ張られることがない。折り込まれたプリーツがよし来た!と広がり前傾姿勢がとりやすくなる。
ポスタルコのリーガルエンベロープとの共通性を私は感じた。中に入れる書類が少ない時はすっきりと収まりスリムに落ち着く。たくさんの書類を入れるとグワッと大きくマチが広がっていく。そんなフレキシブルさをさらに豊かにしたのが、このフリーアームシャツだと感じた。
私は前傾姿勢ばかりをとっている訳ではない。ソファにリラックスして後傾姿勢になったり、まっすぐ直立して歩くことだってある。こうした時はプリーツが静かにもとに収まる。あくまでも自然に。
■ 厚手の素材
フリーアームシャツには色々な素材のタイプがある。その中で私が気にっているのはウェザークロスという厚手のタイプ。手にしたり着ている時よりも洗濯した時にこの素材のしっかりした一面を感じる。水を含むことで厚さが増す印象がある。この手触りに近いものを別なもので感じたことがあった。私の手が記憶をさかのぼったところによると、それは子供達が長く通っていた空手の道着だった。あれはウェザークロスより圧倒的に厚手ではあるが、その布のハリ具合、特に水分を含んだ時のゴワゴワとした感じがとても似たものがあった。つまり、とてもしっかりしている素材である。オフホワイトの方はもう1年以上着ているが、全くへこたれていない。
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基本シャツであるが、しっかりした素材そして造り込みであるためシャツジャケット的にも大いに使っていける。私にとってはワークウェアとして重宝している。書き心地も快適にしてくれるシャツである。
ポスタルコ フリーアームシャツ ウェザークロス
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