文具で楽しいひととき
ロフト
BLEND シリーズ
このたびロフトさんとコラボで商品を企画させていただいた。その名も「BLEND」というシリーズ。BLENDとは、異なるものを混ぜ合わせる、調和させる、一体化させるという意味。つまり、溶けこませるということだ。ある時は使っている人にその商品がすっかりと溶けこみ、またある時はその行為に、そして環境に溶けこむという想いを込めて「BLEND」と名付けた。
デビューとなる今回は4つの商品を企画させて頂いた。いずれも溶けこみ具合はなかなかのものに仕上がっている。
■ カギカッコふせん
これはフィルムふせん。半透明なフィルムにカギカッコが印刷されている。サイズはとても小さい。縦1cm×横2cm、そしてカギカッコの線幅も1mmほどしかない。あえて小さいサイズにこだわった。なぜかと言うと、文字と文字の間にめがけてカギカッコを貼っていかなければならないからだ。たとえば、書類の中でここは重要というポイントに貼っていく際、できるだけ文字を隠さず自然な形でカギカッコを付けられるようにするため程よい小ささにしてみた。
粘着面はカギカッコが印刷されている半分側のみ。貼るときにクルリと半回転させれば終わりを意味する 」 のカギカッコにもなる。半透明なので書類の文字も隠さない。実際に貼ってみるとわかるが、すっかりと溶けこんでしまう。まさにBLEND。カラバリはレッド・ブルー・グレー・オレンジ・グリーンの5色。目立たせたい時はレッド・ブルー・オレンジ・グリーンが最適、ほどよく馴染ませたい時はグレーが役立つ。
書類のマーキングだけでなくノートのポイント整理に、そして手帳の予定管理にも大いに使える。重要な予定をレッドのカギカッコで囲ったり、企画書の提出期限はこの日にで終わりというということを強調するために 」 だけを貼ると効果的。マンスリーカレンダーページで活躍してくれる。
また、本や教科書のポイント整理にもいい。このカギカッコふせんは縦書きにも対応している。本での活用で言えば、読書をしている時のしおりとしても使うことができる。ページの途中で読み終えた時にその箇所に貼っておけば、次にどこから読みはじめればいいかがわかるピンポイントのしおりにもなる。この後紹介するしおりと併用するのもいいと思う。
1シートには10枚ずつ5ブロックセットされている。つまり、1シートに50枚。あえて5ブロックに分けていることでスリムさがあり、手帳のポケットなどにも入れやすい。
シャープペンなどで手書きした所に貼ると、はがした時に文字が転写されてしまうことがある。これはプリントアウトした一部印刷物でも起こりえます。ですので、その場合は一回限りの使用にした方がいいと思います。
■ STUDIO BOOK
これは文具などを撮影する、いわゆる「ブツ撮り」でよく使われる背景紙。まっさらな背景紙に撮影アイテムを置いて撮ると写真の出来映えがガラリと変わる。ただいかんせん、プロ用の背景紙はロール状で、それを支えるフレームも大がかりなものになってしまう。その背景紙を気軽に使えるようにしたのが、この「STUDIO BOOK」。A3サイズのスケッチブックスタイル。その中に5色の背景紙が綴じ込まれている。好きな色の背景紙を広げれば、すぐに撮影できるという訳だ。「STUDIO BOOK」には、クールとパステルの2タイプがある。それぞれ入っている背景紙の色が違う。クールは、ホワイト・グレー・ブラック・ベージュ・ブラウンとシックな色を集め、パステルはアイボリー・イエロー・ピンク・パープル・ミントグリーンとなっている。いずれにもよく使うホワイト系は入っている。
文具の中でも比較的小さなペンを撮影する時、このA3の背景紙を広げれば十分のその中に収まる。
しかし、ノートや手帳を広げたところを撮影するとなった場合、A3でははみ出してしまうことがある。それを踏まえて、今回の「STUDO BOOK」ではひと工夫を加えている。それぞれの背景紙はさらに広げて2倍のA2サイズになるのだ。折り目はついてしまうが、大きなものを撮影する時に威力を発揮してくれる。
どうしても折り目が気になる場合、私はPCの画像編集のレタッチで馴染ませている。
また、インクボトルなど少し高さのあるものを撮影する時は、背景紙を広げるだけでは背景紙の外側が写り込んでしまうことがある。そういう場合には、2倍に広げた背景紙の後ろ側を壁などに立てるようにすれば、キレイに収まる。
ウラ技として、綴じ込まれた2色を一緒に使った2トーン背景紙にもなる。好きな背景紙をまず一色選び、もう一色の方だけ2倍に広げればいい。この様にあくまでも手軽にそれでいて色々な使い方もできるようになっている。
この「STUDO BOOK」と一緒に使うと効果的な「LIGHT BOARD」という商品も別売りされる。これもプロカメラマンがよく使うもので、「レフ板」と呼ばれるものだ。いわゆる反射板である。これをB4サイズの折りたたみスタイルにしている。キラキラとした銀色、そして白の両面が使えるようになっている。白い面は少し柔らかな光になる。フレキシブルに曲げられるので、自立させたり光の調整角度もつけやすい。
個人でブログを運営していたり、インスタなどでよくブツ撮りをされてる方はもちろんのこと、会社のSNS担当の方々にもきっと便利に使っていただけると思う。
■ 読みやすくなるしおり
ふだんスキ間時間に読書をしていて、ひとつ気になっていたことがあった。それは、しおり。ここで言うしおりとは短冊状のものだ。さぁ読み始めようと読みかけのページをしおりを頼りに開き文字を追い始める。この時、私はしおりをその読みかけのページにはさんだままにしている。人によっては、しおりを本の始めのページに移動することもあるだろう。でも、私は読み始めのページに挟んだままにしておくことにこだわっている。その理由は今日自分はどれくらい読み進めたかをページ数の厚みで実感したいからなのだ。ただ、しおりを挟みながらだとページに中央部分にさしかかると、どうしてもしおりが文字を隠してしまい、読みづらかった。ならば、文字を隠さないようにすればいいじゃないかと考えて作ったのが、この逆L字型のしおりだ。
本には中央の綴じ部分、そしてページの天地に余白がある。そこに収まるようになる。とは言え、その余白は本によってまちまち。この「読みやすくなるしおり」は全ての本の余白に対応している訳ではない。特に文庫本のような小さな本だと余白も狭い。今回のこの逆L字型でも文字を隠してしまうことがある。ただ、そうした時には、ページの開き具合を調整したり、しおりを少し手で押さえたりなどすればぐっと読みやすくなる。従来の短冊のしおりに比べればはるかに快適な読書となる。
程よい厚みがある。とは言え通常のしおりと比べるとやや薄め。なのでしおりをはさんだままページをめくってもあまり反発感はない。
20枚のしおりが天糊状に綴じられている。使う時にはペリペリとはがしていく。カラバリは3タイプ。読書に集中したい人向けのホワイト(20枚入り)。しおりを目立たせたい方向けのオレンジ(20枚入り)、そして色で使い分けられるようブルー10枚+グリーン10枚が一冊に綴じ込まれているタイプもある。
しおりとしてはもちろんのこと、教科書などにふせん代わりに色を分けて挟み込んでおくのもいい。雑誌にも使うことができる。
■ 多色ボールペンリフィルケース
愛用者の多い多色ボールペン。特に仕事などでは、これ1本さえ持っていれば大方の仕事ができてしまう便利さがある。ただ構造上の問題でリフィルが短い。そのためリフィルの取り替え頻度がどうしても高くなってしまうという欠点はある。インク切れに備えて予備のリフィルを携帯している人は私の回りでも結構多い。そうした人たちはリフィルをパッケージのまま手帳に挟んだりされている。たくさんの人がリフィルを携帯しているのに、それ専用のケースの選択肢が少ないのは不便だと感じ企画してみた。
長く使えて愛着がわく本革製。本革製ではあるが、とても薄くすいたものが使われている。リフィルにもよるが、最大で7本収納できる。4色ボールペンのすべてのリフィルに加え、一番よく使う黒リフィルを数本という感じで収納しておける。収納できるリフィルは全長10cmまで(樹脂玉・パイプを含む全長)。パッケージ裏面に10cmのガイドがあるのでそれに添えてチェックできるようになっている。
ボールペンリフィルを買うと、ペン先に「樹脂玉」と呼ばれる小さな玉やパイプ状のガードが付いていることがある。基本、それはつけたままケースに入れておいた方がいいと思う。ベルトには十分な長さがあるので多少の調整は可能だが、樹脂玉やパイプを含めた全長が10cm以内でないと収容しづらくなってしまうので注意が必要だ。
もしリフィル単体ですでに10cmあり、加えてパイプが付いているものだと収納できないことはないが、ベルトがギリギリ引っかかる状態となってしまう。
本革の専用ケースに入れれば、定期的にやってくるリフィル交換がきっと楽しくなるはずだ。
*
今回のBLENDシリーズ、基本は文具アイテムだが、中にはしおりや撮影用品などもあったりする。ジャンルとしてはバラエティに富んでいる。ただ、溶けこむというBLENDらしらという点では、しっかりと意識して企画をしてみた。ロフトさんの店頭で手に取ってみていただけると嬉しいです。
ロフト BLEND
カギカッコふせん 全5色 各380円+Tax
STUDIO BOOK 1,800円+Tax、LIGHT BOARD 1500円+Tax
読みやすくなるしおり 単色 380円+Tax、2色タイプ400円+Tax
ボールペンリフィルケース 全5色 各800円+Tax
BLENDシリーズはロフトさん各店で販売されています。
*オンラインストアでも販売中
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