文具で楽しいひととき
amadana
電子計算機
今や計算機は、携帯電話にも、電子手帳なんかにも普通についている。いざ、という時にはそうしたものも確かに助かるけど本格的な大量の計算にはやっぱり専用機が安心。今回はamadana(アマダナ)というブランドの計算機です。電話をかけたり、スケジュール管理は出来ないけど「計算だけは任せてください」といわんばかりのまさに計算専用機。
amadanaというブランドはリアルフリート社という日本の会社が生み出したブランド。「これでいい」ではなく「これでなくては」という愛着が感じられる「美しい家電」をテーマに商品開発を行っている。家電から住空間を豊かにするというコンセプトをもとに今回ご紹介する電卓以外にも空気清浄機、加湿器、パーソナルシュレッダーなども手がけている。どれも、これまでなかった静かなる斬新さがあり私は物欲を抑えるのが大変だ。
■ つや消しボディ
この電子計算機、まず、デザインがとってもいかしている。つや消し加工された黒の樹脂ボディが、見た目にも、さわり心地という点においても上質感を漂わせている。ざらざらとしたその感触はこれまでの電卓にはない独特なものとなっている。
その落ち着いた黒のボディにこれまた黒のボタンがきれいに整頓されて配置されている。同じ黒で統一されているのだが、ボタンの方の質感は多少滑らかさがあり、性格の違う黒同士がお互いを引き立てあっている。
ボタンのひとつひとつには白、橙色、朱色で数字や記号が印刷されているのだが、レイアウトと色使いがお見事で日頃から見慣れているはずのこうした数字がとってもかっこよく私の目には映ってしまう。まさに、デザインの妙である。
通常の電卓と大きさはさほど変わらないが、かなりスリムなボディになっているので、コンパクトな印象を受ける。これなら、鞄にいれても邪魔にならない。ボタンをたたいてみると、パコパコという軽快な音がする。確かなクリック感のあるそのたたき心地はノートPCのキーボードのタッチを思い起こさせる。
■ 12桁表示
デザインや使い心地だけでなく、機能面も当然しっかりしていて通常の計算機能以外に通貨変換機能やらフィートをメートルに、坪を平米に、オンスをkgに変換などなど盛りだくさんの機能が搭載されている。また、表示できる桁数はなんと12桁。つまり千億まで計算できることになる。宝くじが300回くらい当たらない限り個人的にはそうした大きな数字とは縁ないかも知れないがまあ、大は小を兼ねるのでいいと思う。
電卓は意外とまわりからみられている。社内やお客様との打ち合わせの時なんかに計算する機会は結構多い。鞄からamadanaの電卓を颯爽と取り出しパコパコと軽快にボタンを叩いて「しめて3,000億円ですね」なんて使ってみたいものだ。
amadana 各種電子計算機はこちらで販売されています。
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