2024.01.09(548)

「定番コピー用紙」

アスクル

マルチペーパー スーパーエコノミー+

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

もう軽く10年以上使っている。特に高級な紙という訳でもなく、「スーパーエコノミー+」とあるように、どちらかと言えばリーズナブルな部類。私の用途におけるバランスがとても良いのだ。最近は高級なものよりも業務用のようなリーズナブルで気兼ねなく使えるものばかりに目と手が伸びる。それらは「使う」ということを考えると、存在が無になってくれるものが多い。いいということすら感じないものが長い目で見るといいものなのだとつくづく思う。このコピー用紙は普段良さをあまり感じていなかったけど、気づけばずっとリピートしていた。心の表面で感じるよりも、心の奥底で良さを感じていたコピー用紙なんだと思う。

■ では何がそんなにいいのか?

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

このコピー用紙はコピーにはほとんど使っていない。だからコピー用紙と呼んでいいのか躊躇う。私が使っているのはもっぱら校正用紙として。原稿を入力したら、それを一旦紙に出力する。それにこのマルチペーパー スーパーエコノミーを使っている。出力したらエアフォルダー Pageにセットして、パイロットカスタム742EFを手にして、ソファに体を預ける。そして原稿を読みつつ気になるところに赤入れをしていく。

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

その書き味がいいのだ。パイロットの純正赤インクで赤入れをしていくのだが、インクの滲みもなくEFらしい極細の筆跡が紙の上で生み出されていく。赤入れというものは、文字と文字の間に線を書き入れて「トルツメ」や文字を入れていく。その細かな修正の文字が思い通りに書いていける。その具合がとても気持ちいい。それがこのマルチペーパー スーパーエコノミー+を気に入っている最大のポイント。

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

■ 白すぎず程よいふつうの紙

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー

この紙はとりたてて何かに優れているということはあまり無いように思う。白色度は白すぎずいたってふつうの白。紙の厚みだって厚すぎず薄すぎずこれもふつう。このふつうさのバランスがちょうど良いのだ。紙の表面は繊維をわずかに感じるわずかなザラザラ具合。もはや白いご飯のように当たり前の存在になっている。たまに打ち合わせで、その会社が使っているコピー用紙で資料を渡されると、指先で触っただけですぐにその違いを感じてしまう。

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー



いつも10束入りの箱買いをして、それを1年ちょっとで消費している。ノートのお気に入りがあるように、コピー用紙も自分の定番を決めると紙ライフの足場はしっかりと踏み固められる。

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー
リーズナブルな価格なのも気に入っている

アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー+
エアフォルダー Page

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