文具で楽しいひととき
ロディア
ウィークリーデスクプランナーA3
スケジュールを管理する手帳はこれ、タスク管理はこのメモといった具合に私は決めすぎていた。試行錯誤を繰り返してたどり着いたものだから、まぁ自分にはとても合っているのは確かだ。でも、それにあまりにも縛られすぎるのもどうなのだろうと頭の片隅で思い始めていた。そんな中でこのロディアの大きなA3サイズの「ウィークリーデスクプランナー」に出会った。これをすでに出来上がった自分のシステムに組み入れてみるとしたらどうなるのだろうかと興味が湧き試してみることにした。
■ A3パッドにウィークリーフォーマット
ズシリとくる重みのあるA3パッド。60枚が綴じられている。ロディアお得意のマイクロカットでピリピリと綺麗に切りとれる。A3なので長めのピリピリが味わえる。この切り取った一枚の大きさがA3サイズになっている。フォーマットはフリーのウィークリー仕様。年、月、日を自分で書き入れていく。時間軸のないフリーバーチカルで、AM・PMをざっくりと分けられるガイドがあるだけ。2/3くらいがその記入スペースで、その下にドット罫のメモスペースがある。一番下には40cmのメジャーまで印刷されている。60枚あるので一年間52週間を十分使っていける分量だ。
■ 想定される使い方
多分こうやって使っていくのを想定しているのだろう。デスクにドシンとこれを据えていく。それがしやすいように裏面には滑り止め加工がされている。そして、ここにその週の予定を書き、余ったスペースにメモやToDoを書き込んでいく。言わばデスクマット兼ウィークリー手帳ということになる。デスクワーク中心の人や、自宅で仕事をしている方にはすごくフィットすると思う。
■ 私の使い方
私の使い方はその想定用途からは大きく大胆に外れていく。何に使うかというと、ToDo専用用紙だ。まず、書く前に一枚をピリピリと先に切り取ってしまう。そこに一週間の日付を書いていく。本来は月曜日始まりだけど、気にせず日曜日始まりで私は書いていく。曜日がフランス語と英語で控えに書いてあるので全く気にならない。
ここで言うToDo専用用紙とはその日にやるToDoを書くものではなく、その日に新たに生まれたToDoを書くメモだ。その日にやるべきToDoは「時計式ToDo管理ふせん」に私は書いている。それらをこなしていくことで新たなToDoが生まれていく。その一時棚上げ場として使うToDo専用用紙というものになる。
今までは毎日一枚のメモ用紙を取り出しそこに書いていた。それをA3パッドに書いていく。A3はあまりに大きい。仕事をしていく上でデスクに出しっぱなしには到底できない。私はちょうど良い大きさに折りたたんでデスクに置いている傾斜台の下にしまってみた。
こうして隠してみると、なるほどこれはすごくいいぞと気づいた。というのも、今私がフォーカスすべきは時計式の中にある、ひとつひとつのToDoだけだ。明日以降にやるToDoメモは見る必要がない。それなのに机の上に置きっぱなしにしていたので、ついつい目に入って気になっていた。
A3のToDoメモはその大きさからしまわざるを得ない。しまったことで視界のノイズがなくなりスッキリとしたのだ。大きなToDoメモを使ったことでそのことに気づかされた。
さて、その日の仕事が終わり翌朝になったら、そのA3ToDoメモを傾斜台の下から取り出して、あるものはその日の時計式に書き入れ、残りはA3ToDoメモの今日のスペースに書き写していく。すぐ隣にあるので転記もしやすい。
転記して消し込んだ昨日のToDoは、もはや必要ない。そこで、その部分を折って見えなくする。こうすると大きかったA3の紙をだんだん小さくしていくことができる。一週間経って再び広げれば、今週自分が手がけたToDoがこんなにあったのかと確認できる。最近はアポイントよりToDoの方が圧倒的に多い。言わば、これは週間ToDo管理用紙という役回りだ。
*
仕事中に見るべき情報、そして見るべきでない情報がある。そう言えば私は日頃文具を「活用と保管」に分けて付き合っている。情報にも全く同じことがいるんだとつくづく分かった。たまにはいつもと違う文具を使ってみるのもいいものだ。新しい発見に気づかされる。
ロディア ウィークリーデスクプランナーA3
ロディア公式オンラインショップでも販売されています。
YouTube「pen-info」チャンネルでも紹介しています。
関連コラム
「A3という大海原で考える」神戸派計画 recto planning A3
「1日をどう区切るかは自分次第」pen-info 時計式ToDo管理ふせん ブルーダイヤル
「1ヶ月にフォーカスできる手帳」ダイゴー フレームマンスリー手帳2023年
文具コラム ライブラリー
pen-info SHOP