pen-info｜Tsuchihashi Tadashi

2020.11.03(468)

「ポスト・イットのスリムディスペンサー」

3M

ポスト・イット強粘着ノート ポータブルシリーズ ポップアップタイプ ディスペンサー付

ポスト・イットが一枚ヒラリと出ていて、つまんで次々に取り出せるポップアップディスペンサー。たとえるなら、ティッシュのような感じだ。これまでは少々大きなディスペンサーだったので、デスクなどに付属の粘着テープで取り付けて使うものだった。そして今回のものは、それをコンパクトにしているところが新しい。いわば、これまではティッシュボックスだったものが、ポケットティッシュになったようなイメージだ。我ながらいいたとえかもしれない。。



■ とてもスリム



薄さはわずか8mmほど。サイズは9cm×9cmの正方形。薄いということで中に収納できるポスト・イットは30枚。ここは致し方ない。ただ3サイズのポスト・イットを色々な組み合わせで詰め替えられる。私が買ったのは7.5cm×2.5cmのよくある横長ふせんと7.5cm×5.0cmの少し幅のあるタイプの組み合わせ。そして、正方形の7.5cm×7.5cmのタイプも入れておくことができる。











こんな入れ方も可能だ

潔く正方形１種類というのもいい

このディスペンサーで使えるのは粘着面が交互につながったポップアップタイプに限定されるが、自分で補充できるのは嬉しい。



■ 貼り付けられる



このスリムなタイプのディスペンサーも貼り付けるための「コマンド」という粘着テープが付属されている。これを使えば、何かにペタリと貼り付けておける。取説によるとノートPCに貼り付けることができるそうだ。「コマンド」という粘着テープはしっかりと貼り付けられるが、剥がそうと思えば綺麗に剥がせる。

確かにいつも仕事で持ち歩いているものに貼り付けておけば、それは便利だろうが、私はあまりそれをやりたいとは思わない。むしろせっかくのスリムディスペンサーなのだから、そのまま単体で持ち歩けばいいのではないのか。それこそポケットティッシュみたいに。

ただ、その場合一つ問題が出てくる。それは、ディスペンサーの表面にはすでに出番を待つポスト・イットがヒラリと出ている。このままカバンに放り込んでしまうと、飛び出したふせんが折れ曲がってしまうことだろう。ふせんを使おうとして折れ曲がっているのは気分的に良くない。何か良い方法はないだろうか。。



そうだ、ヒラリと出ている所を何かでカバーすればいいのだ。何かいいものはないかと探して見ると、こんな所にいいものがあるじゃないか。

■ 専用カバーを自作（自己責任で）



このポータブルディスペンサーを買った時に付いていたボックス型の透明パッケージだ。当然サイズはピッタリ。これをもとに作ればいいのだ。ジェットエースを愛用していた頃よくやっていた「工作魂」に再び静かに火がついた。

まずは、入れるところのフタをハサミでジョキジョキと切っていく。これだとディスペンサーを出す時に手間がかかる。というのも、ポスト・イットの粘着は交互になっているので、ヒラリと飛び出す向きが常に変わってしまうからだ。そこで、ケースの反対側のフタも切り取って筒抜け状態にした。こうすれば、反対側から指で押し出せばどちらからでも取り出せる。出すと言っても、完全に取り出さなくてもよい（取り出してもよい）。8割くらいは出す必要があるが、こうすればふせんを十分引き出せる。取り出した後に次のふせんが反対側を向くので、その分のスペースがあった方がいい。

カットした口が少しギザギザしてしまった場合は念のためテープで貼り付けて保護した方がいいかも知れない







うん、なかなかいいではないか。

＊

これならカバンに放り込んでいても、ヒラリと出たポスト・イットが折れ曲がる心配はない。使う時も、ケースからスライドして出すという手間こそ増えるが、そこそこすぐ行える。まさにポケットティッシュ的にポスト・イットを使えるようになる。



3M ポスト・イット強粘着ノート ポータブルシリーズ ポップアップタイプ ディスペンサー付き 500円+tax

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