文具で楽しいひととき
アシュフォード
リフィルパッド ポーチ
ここ最近、FLEXNOTEやロルバーン フレキシブルなど、ノートのページを自由に付け外しできる編集型ノートツールが人気を集めている。時系列にノートを書き進めるだけでは得られない、ノート使いが出来るようになる。飛び飛びで書いたページをカテゴリーやプロジェクトごとにまとめたりして、情報を整理していくことができる。こうした自分なりのカスタマイズを色々と楽しむことができる点に人気が集まっているのだろう。
今回のリフィルパッド&ポーチでは、また違ったノート編集が楽しめるものになっている。
バイブルサイズとM6サイズがある
■ リフィルパッド単体でも使える
リフィルパッド ポーチのジッパーを開けると、中にリフィルパッドが1冊入っている。まずはこのリフィルパッド単体から紹介していきたい。
少し厚めのPPボードにプラスチック製のシステム手帳のバインダーリングが付いている。ボードにリングだけという実にシンプルな構成である。言わば、システム手帳の本質的な要素だけを取り出したような感じだ。
リフィルパッドにはバイブル(12cmリング)とM6(10cmリング)の2種類がある
ここに自分の好きなリフィルをセットしていく。このあと詳しく紹介していくが、リフィルパッド ポーチにセットして使っていくこともできるし、単体でも十分に活用することができる。ベースとなるリフィルパッドのPPボードは結構厚いので手に持ったまま、まさにパッド感覚で筆記できる。リフィルに加えペンホルダーもセットすれば、これだけでいつでもどこでも書くことができるようになる。まるでジョッターのように。私は、表紙を付けてみることにした。お気に入りのドイツのグムンドの紙で表紙を作ってみた。
ページはこのように折り返していけるので、手に持ったままどんどん書き進められる
お気に入りのグムンドの紙で表紙を作ってみた
表紙にはpen-infoの活字スタンプ、そしてタイプライターでタイトルを入れて自分の世界観に
■ 多機能に使えるリフィルパッド ポーチ
リフィルパッドは単機能に徹したツール。これをポーチにセットしていくことで様々な多機能的な使い方が可能となる。まずは基本のリフィルパッド「1コさし」。リフィルパッド ポーチの右側には差し込み口があるので、リフィルパッドをセットする。こうするといつものシステム手帳スタイルになる。左側のメッシュポケットにはペンや消しゴムなどを入れておける。ポケットというよりもちょっとしたペンケースくらいのたっぷりとした容量がある。
ポケットにはスマホの充電ケーブルなどを入れておくのもいい。個人的には新品の鉛筆も入るゆったりとした長さがあるのがとても嬉しい。
ポーチの右にあるポケットには名刺やちょっとした文具を入れておける
もちろんM6サイズの方もこのようにペンや小物文具を入れておける
ポーチは半分に折り返せるので、外でもアクティブに使える
次は「2コさし」。ペンを入れていたところにリフィルパッドをもう一冊セットする。ジッパーポケットにリフィルパッドを差し込むので、少々ゆるい感じにはなるが、ジッパーを下げることでホールド感は多少増す。たとえばノートリフィルとスケジュールリフィルをそれぞれにセットすれば、スケジュールをチェックしつつメモをするというWウィンドウ的に使っていける。
左側のスケジュール用のリフィルパッドは、手書きしたフレームマンスリー
そして「3コセット」もできてしまう。3冊目はさすがに差す所がない。ではどうしていくかというと、3冊目は載せておくだけ。このポーチはしなやかさのある合皮素材のためリフィルの量にもよるが、十分ジッパーを締めることができる。
この「3コセット」はリフィルパッドを入れて持ち運ぶだけでなく、より広がるのある使い方もできるようになる。デスクで仕事をしている時にリフィルを一冊だけをポーチにセットして、残りの2冊のリフィルパッドはポーチから外して、それぞれ広げる。こうすればトリプルウインドウになる。従来のシステム手帳だと色々な情報をとじこむことはできるが、それぞれの情報をチェックするにはページをめくっていく必要があった。このリフィルパッド&ポーチならいくつもの情報を並べて俯瞰することも手軽にできるようになる。仕事をしていく上で必要な情報を一度に見た方が断然はかどるものだ。
こうして何冊ものリフィルパッドを入れ替えて使っていく上で、リフィルパッドを使いやすいように予め自分で一冊ずつカテゴリー分けしておくといい。私の場合は、「スケジュール」、「ノート」、「Think」と分けてみた。ここからその日に必要となるリフィルパッドだけをポーチにセットしていく。余計なリフィルを持ち歩かなくてもよくなる。リフィルパッドを「カートリッジ」的に入れ替えて使っていくというイメージだ。
カートリッジ化をする上で、リフィルパッドの背にカラーインデックス(マスキングテープ)を貼っておくと本棚に入れておいてもすぐ見つけられる
*
システム手帳をすでに何冊もお持ちで使いこなされている方も、このリフィルパッドをカートリッジ的に使い分けていくのはきっと新鮮に感じると思う。一方でこれからシステム手帳を使い始めるという方にも、リフィルパッド&ポーチは気軽に楽しめることだろう。単体で使ったり、組み合わせて使ったりカスタマイズ心がくすぐられる編集型ノートツールだ。
カラーバリエーションは、ベージュ、カーキ、ブラックの3色(バイブル・M6共に)
リフィルパッド単体でも別売りされているので、このようにバイブルサイズとM6を組み合わせて使うのも楽しい
表紙を違う紙でも作ってみた
アシュフォード リフィルパッド ポーチ バイブル 各3,500円+Tax、リフィルパッド ポーチ M6 各3,000円+Tax
追加・交換用リフィルパッド バイブル 各1,200円+Tax、M6 各1,000円+Tax
*2020年9月末発売予定
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