文具で楽しいひととき
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Paper Dock
A4書類をひとまず、ひとまとめにして必要になったらパラパラとめくって内容のチェックができるPaper Dock。これを仕事で使うようになってクリアフォルダーがデスクまわりから姿を消した。身の回りに紙ものが多いと心が落ち着く。手にした時の風合いや暖かさみたいなものがある。
初期に作ったPaper Dockの在庫が少なくなってきたので、新色を販売することにした。
■ 落ち着いたカラー
新色はブラック、チャコール、オリーブの3色。今回も平和紙業さんのディープマットという紙を使用している。指先を表面に這わせると細かな紙の繊維を感じるマット感たっぷりな紙。古紙パルプのほか、サトウキビの搾りかすを使ったバガスパルプも配合した環境に配慮した紙である。マニラフォルダー はマニラ麻を使用していることからそう呼ばれているらしい。その意味でいえば「バガスフォルダー」とも言えそうだ。
ブラックは深みのある黒で個人的にとても気に入っている。白い紙を挟み込んだ時の映え具合は震えるほどだ(個人の感想です)。
チャコールは薄いブラウンのようなシックな色合い。こうしたフォルダーではありそうでなかった色合いだと思いセレクトした。オリーブは初回セットで使用した同じ色にした。人気のあった色だったので継続してみた。
■ 10ヶ月ほど使い続けている
一番よく手にしているのが、このネイビーのPaper Dock。インデックスにあるように進行中の原稿を入れているフォルダーである。
草稿を書き上げた原稿用紙を入れたり、タイプアップしたA4原稿を入れてここから取り出し推敲したりと各種原稿が日々出たり入ったりを繰り返している。よく指をかけているインデックスのあたりは少しばかり折り目がついていていい感じの風合いが生まれている。心なしか新品の時よりも紙そのものがふっくらとふくよかになっている気がする。この先もA4書類を入れては出しを繰り返し何年も使っていくつもりだ。さらに使い込まれたPaper Dockの姿も楽しみだ。
また、工程表を入れたPaper Dockもよく参照している。pen-info、YouTube、その他連載の色々な工程表をA4に出力している。それらをPaper Dockを開いた両側に左右一枚ずつクリップでとめている。原稿仕事が進んだらこれを取り出して開いて万年筆でマス目に所要時間を書き込んでいく。
参照するだけならクリップでとめる必要はないが、書き込みまでするとなるとクリップでとめておいた方が扱いやすくなる。
インデックスにはヤマトのメモックロールを使っている。ペンは筆タッチサインペンのグレー。
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さぁ書類をチェックしようとした時にバガスのサラッとした指ざわりが気持ちいい。
なお、今回の新色の中で色の濃いブラックは紙自体のコストが他に比べて高い。そのため今回の新色Paper Dockの値段は少しだけ上げさせていただいている。
新色 Paper Dock お得な2セット・単色セットなども
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