文具で楽しいひととき
コクヨ
スクラップブック
ラピタ、monoマガジン、BRUTUS、Pen、、、、私が毎月チェックする雑誌だ。気に入った特集があれば購入する。購入の判断基準は、その雑誌を永久保存したいかどうか。
自分では、かなり厳選して買ってきたつもりが、いつのまにやらすでに、300冊をゆうに超えようとしている。つい、この間のテレビで、雑誌の重さで床が抜けたというニュースを見た。人ごとではないかもしれない。そのニュース以降、妻の無言の圧力をひしひしと感じるようになった。確かに、このまま、たまっていくのは心配だ。
■ 気に入った記事だけスクラップ
そこで、必要な記事だけ切り抜いて、スクラップブックに整理することした。以前にも、この方法は何度となく検討したが、お気に入りの雑誌をまるまる1冊とっておきたくてやらずじまいでここまできてしまった。
今回、涙をのんで、お気に入りの雑誌にはさみを入れることにした。そのために手に入れたのが、コクヨさんのスクラップブック。スクラップブックといえば、クラフト色した地味なものを想像しがちだが、今回は、とっても色鮮やかなもの。
私が手に入れたのはオレンジ色、コクヨさんの分類によると「黄色」ということになるらしい。どう見てもオレンジ色に見える。ちょうど、ロディアのような鮮やかさだ。この他にも赤、青そして往年のクラフト調の茶色もある。
クラフト調のスクラップブックを使っていたときは、どうしても、スクラップの作業が暗く、さびしげなものになっていたが、表紙がオレンジになっただけで、なんだかとても楽しい気分になってしまう。
早速、ためておいた雑誌をひっぱりだして、スクラップ作業に入ることにした。まずは、雑誌の中から永久保存すべき記事を探しだす。
■ コラージュのように貼っていく
ゼロハリバートンの歴史を紹介した記事を発見。これは残しておこうと思い、そのページを丸ごと切り取った。雑誌のサイズというものは、A4よりもちょっと縦に長い。A4用のスクラップブックには雑誌の1ページまるまるでも貼り付けることが出来るようにA4サイズよりひとまわり大きくなっている。でも、1ページをそのまま、貼り付けてしまうとなんとも味気ない仕上がりになってしまった。そこで、その1ページをさらに分解するように切り分けて貼ってみた。ちょっとしたコラージュのようで、さまになってきた。
先ほどの、表紙のオレンジがページをぐるりと縁取りしているので、暗くなりがちなクラフト色のページがとても華やいで見える。作業していて、気づいたのだが、綴じ方式がスパイラル(らせん)綴じに変わっていた。以前は確か、通常の綴じ込み方式だった。このスパイラル綴じはスクラップという貼り付ける作業にはとても都合がいい。
■ 紙面がフラットで作業しやすい
テーブルの上などにひろげた時に、綴じ込み式だと綴じ部分がどうしても完全には開かず、隠れてしまう。スパイラル綴じなら、ほぼ全開になるので、記事を貼りこめるスペースもほんのわずかだが、多くなる。さらに、ページをひろげた時に、ほぼフラットになるので作業がとてもやりやすい。また、スパイラル綴じ特有のぐるりと反対側に折り返すこともできるので限られたスペースでの作業で力を発揮してくれる。
1ページに1記事というルールを決めて、どんどんと貼りこんでいった。ただ単に切って貼るという作業を超えて、いかにしたら、見た目にもきれいに貼ることができるかというクリエイティブな作業になっていた。
永久保存しようと思って買った雑誌をさらに厳選して記事を選びスクラップブックに貼っていく。完成したら、自分だけの完全保存版になっているはず。お手ごろ価格なので、どんどんと作っていこうかと企んでいる。単調になりがちなスクラップ作業を愉しい気分にさせてくれる1冊だ。
コクヨ スクラップブック
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