■ 「必要なペンをすぐ取り出せるように」
カール事務器 ツールスタンド 1,417円
□宅急便の伝票を書く時は、
ぺんてるのビクーニャ0.7mm 。
宛名書きをする時は、
ぺんてるのエナージェル1.0mm
タスクが終了して塗り込む時は、
ゼブラマイルドライナーのグレーなどなど、
このシチュエーションには
このペンを使うという私なりのルールがある。
しかし、
これまで私は
そうしたペンたちを
大きなペンスタンドにドサッと入れていて、
いざ使おうと思った時に
さっと手に取れずいつもイライラしていた。
それこそ実際にそのペンを使う時間よりも
ペンを探してる時間の方が長いという
ことがしばしばあった。
たくさんのペンが入ってるのに
肝心のペンが見つからないという事態。
たくさんのペンがあったところで、
必要なものがすぐ見つからなければ
全く意味はない。
一体私はなにをやっているのだろうと、
ホトホト嫌になっていた。
そんな私もさすがに少しは学習して、
ペンスタンドの中でこのペンは右端にさしておく、
という具合にペンの定位置みたいなものを
決めてみたりもした。
多少は探す時間は短くなったが、
所詮とドサッと入れておくペンスタンドでは
自分がいれた場所にペンはとどまっていてはくれず、
次第に横へ倒れたり後に倒れたりと、
やはり再びペンを探さなくてはならなかった。
もうこれ以上、
ペン探しのスピードアップは望めそうにない。
□この時ふいに頭に浮かんだのが
歯医者さんが歯を治療する時の道具。
あの「ウィーン」と歯を削るものだ。
確か歯医者さんはその道具を種類ごとに
入れるところを決めていたように思う。
間違わず(間違ったら大変だ!)
さっと取り出して使い分けている。
そうだ、
あのように私もペンをセットすればいいのかもしれない。
これまで私は
ペンの「保管」と「活用」をいっしょくたにしていた。
「保管」は保管用に箱に入れてしまおうなどして、
「活用」のことだけを考えた
ペンスタンドをひとつここは用意するべきなのだ。
□そこで、
手に入れたのがカール事務器のツールスタンド。
特徴は
ペンを垂直に立てて入れるのではなく
斜めに入れるというもの。
三段あるところに
いつもよく使っているペンをセットしてみた。
当然これまでのペンスタンドに入れていた時より
ペンの本数はぐっと絞り込まなければならない。
ちょっと長くなるが私が選んだペンは以下の通り。
■一番上の段には最もよく使うペンとして
左側から
・毎朝タスクを書く万年筆
「パイロット キャップレスデシモ」
・時計式ToDo 管理付箋で
終了したタスクを塗る
「ゼブラマイルドライナー」
・なにかとさっと使えて便利な鉛筆。
「トンボ MONO」(ブラックの補助軸にセット)
・日頃よく使う0.7mm シャープ
「ぺんてる グラフ1000」
ちなみに
私の場合、通常筆記は
0.5mmではなく0.7mm派。
・鉛筆感覚で使える
「ラミースクリブル3.15mm 芯」
同じ鉛筆タイプが何本もあるのもどうかと思ったが、
これは今とってもお気に入りなので、
あえて仲間入りさせた。
実用一辺倒ではなく、
そこには多少の楽しさがないと
窮屈になってしまうので。
・日記を書く時に使っている万年筆
「パイロット レグノ89s」
■二段目
・またもやここでも鉛筆。
これは伊東屋オリジナルのもの。
こうしたペンスタンドでは、
時として用途は度外視して
とにかくさっとなにかを書きたいということがある。
そうした時には鉛筆は心強いものがある。
なにせノックをしたり、
キャップを外したりということをせずに
すぐに書くことができる。
そこで、
あえて新品の長い鉛筆を入れて
さっと取り出せるようにしている。
・三菱鉛筆の「赤青鉛筆」。
これは書類などの中で目立たせる時に頼もしい筆記具。
私にとってのハイライトマーカー的位置づけ。
・「ラミーティポ」の中には
ジェットストリーム赤の0.7mm リフィルを入れている。
これは、いただいた名刺に日付やコメントを書いたり、
領収書にどの経費に入れるかを書き入れたりする時に
使用しているもの。
・「ぺんてる ビクーニャ」0.7mmは、
先程も触れた宅急便の伝票を書く用。
・「ぺんてる エナージェル」1.0mm 。
そして「ぺんてる トラディオ」。
これらは宛名書き用。
・「ロットリング500」0.5mm シャープペン。
基本的に0.7mm シャープペンを使っているが、
場合によっては
細かく書くというシーンもあるので、
そのために入れている。
■そして、三段目には
・シヤチハタ印付きのペン。
・「オルファ カッター」
・「パイロット フリークションカラー」。
このマーカーはマニラフォルダーに
タイトルをつける時に使っている。
消して何度もフォルダーが使えるので。
・「ぺんてる スリッチ」0.3mm 。
この極細ペンは
ファイルのインデックスラベルに
細かくタイトルを書き込む時に使用。
・「ノギス」はペンの軸径を計るときに使用。
・そして「耳かき」。
もちろん耳掃除をするため。
大変長くなってしまったが、こうしたラインナップになっている。
一番上から使用頻度の高いもの
さらに左側によく使うものというルールだ。
□このツールスタンドが
ペンの取り出しやすさという点で
よく出来ている。
ひとつひとつのトレイは40度と
絶妙な角度。
ペンをさすと、
さぁどうぞお取りください、といった感じで
ペンが差し出される格好になる。
そして、奥行きが8.5cmと
やや浅めなので
ペンが取り出しやすい。
真新しい鉛筆はもちろんのこと
使い込んだ短い鉛筆も取り出しやすい。
それぞれのペンを使い終わったら
必ず元あった場所に戻す。
中央には間仕切りがあるので、
大体3本ずつ収まり
それぞれのペンの指定席が確保しやすい。
この定位置を決め、
使ったら戻すという
これだけのことなのだが、
ペンを取り出すスピードは、
ペンスタンドの時に比べて格段に早くなった。
まだ、このスタンドを使い始めて1ヶ月たらずだが、
そのうちにペンの位置関係を
完全に把握して
ペンを見なくても
必要なペンがサッと手にとれたらいいなぁと
思っている。
□記事作成後記
無印良品からも斜めトレイは販売されています。
こちらもペンをセットできるようになっています。
カール社のものとの違いは
トレイの角度と
トレイの奥行き。
【角度】
カール社 40度
無印良品 20度
【奥行き】
カール社 8.5cm
無印良品 13cm
無印の方は透明なので、
ペンの全体像を見ることができます。
(2013年2月5日作成)
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