■ 「ノマドワークスペース@渋谷」 ありんこオフィス
□電車で通勤していたころは、
あぁ自宅で仕事ができたら
どんなに楽だろうかと思ったものだ。
その後、独立を果たし
自宅の書斎をベースに仕事をはじめた。
念願だった
電車通勤のない生活を手に入れることができた。
しかし、
現実はそれほど甘くはなかった。
1日ずっと自宅で仕事をしていて、
仕事が終わったあとに、
よっこらしょと椅子から立ち上がり
10歩くらい歩いて書斎からリビングルームに行き食事をする。
満員の通勤電車に乗らなくていいというのは
それはそれでとても楽でいいが、
通勤10歩というのもあまりにも変化がなさ過ぎる。
次第に自宅だけでなく、
外へ出てカフェなどで
仕事をするようになっていった。
その頃はまだ、
今のように「ノマドカフェ」や「シェアオフィス」というものは
ほとんど姿がなかった。
そうしたものが出始めたに時は、
私は小さいながらも自分のオフィスを持っていた。
ということで
私は「ノマドスペース」なるものを
ほとんど使ったことがなかった。
ここはひとつ
最近の「ノマドスペース」を体験してみようと
行ってみることにした。
向かったのは
渋谷の「ありんこオフィス」。
文具仲間でノマド情報に精通されている
清水さんから教わったところだ。
□まずアクセスについて。
といっても2〜3行くらいで
説明できてしまう簡単さ。
地下鉄渋谷駅を降りて渋谷ヒカリエ出口にあがる。
エスカレーターを上りきって地上に出たら
左に90度曲がり、一つ目の角を左に入って3つ目のビルの5階。
エスカレーターを上がったところから
一分もかからない。
ちなみに
私の歩幅でいくと80歩くらいだった。
□ビルの前に立つと
本当にここにノマドカフェがあるのだろうかと
というくらいに幅の狭い建物。
しかも、
「ありんこ」なんていう名前が付いてるから、
さぞ小さいのではと思ったが、
中に入ってみると
全然そんなことはなく結構広々としていた。
インテリアも落ち着いた感じで
ワンフロア全てをオフィススペースとして
ゆったりと使っている。
なにはともあれ
まずは受付をしないといけない。
私は初めての利用だったので
登録やらがあるだろうと思っていたが、
そうしたものは全くなかった。
受け付けの人が入室時間をメモしたバッジを渡してくれるだけ。
自分の名前すら書かなかった。
受付もシンプルだが
ここの料金システムも実に明快。
15分で100円。
つまり、
1時間いても400円しかからない。
うれしいのは
1日何時間いても最高で1,000円までとなっている。
まるで郊外にある平日の駐車場のような料金設定だ。
1日最高1,000円なら
今いくらいくらいになったかなと、
料金を気にすることなく
心おきなく仕事に没頭できる。
しかも
1日利用する場合などは、
途中で外出してもいいという。
東京に出張にくるという人にも
いいかもしれない。
ちなみに、
利用時間は9:00〜22:00。
□受け付けを中心に
右側に区画されたエリアは
月極で契約した人専用のデスクスペース。
そして
左側が私のような単発利用の人のためのスペースとなっている。
こちらの方が広い。
私が訪れた平日木曜日のお昼過ぎには
6〜7名くらいの人たちが利用していた。
1人で黙々と仕事をしている人、
また4人くらいで打ち合わせをしているという人たちもいた。
オフィス内には、
Wi-Fi が完備されている。
バッジを受け取って
好きな席に座り、
パソコンを広げればすぐに仕事が始められる。
カフェの様に飲み物を注文する時間もいらない。
すぐに仕事に取りかかれるという意味では
かなりメリットがある。
ちなみに飲み物は
ドリンクバーがあり、自由に利用することができる。(無料)
この日は2時間ばかり集中して
原稿のチェックやメールの返信などを行った。
渋谷の真ん中とは思えないほど、
静かな空間なので、
集中して仕事をすることができた。
□渋谷は乗り換えなどでよく使うが、
スクランブル交差点を目の前にすると
あまりの人の多さに圧倒されてしまう。
おじさんの私は、
深呼吸をしてからでないと歩みを進めることができない。
この「ありんこオフィス」は
スクラブル交差点を経由せずに
わずか80歩程度と近いのがうれしい。
移動途中のちょっとしたすき間時間に
集中してメールチェック、
または、
1日タップリ使って仕事をするなど
ここは便利に使えると思う。
(2013年6月25日作成)
□ ありんこオフィス
□ 関連リンク
■ 「念願のオフィス」
■ 「私の仕事場」 リージャス ビジネスワールド