2015.05.26(331)

「刀掛けのようなペンスタンド」

M. SCOOP

3P TRAY

普段、仕事をするときに使うペンは何本くらいだろうか?私の場合は大体2~3本。まずは、私にとっての定番仕事ペンである黒鉛芯系の鉛筆、もしくは0.7mmシャープペンが1本。

マーカー代わりに使っている赤青鉛筆。そして、「時計式ToDo管理付せん」の消し込み用のグレーの色鉛筆といった顔ぶれ。もちろん、万年筆を使うこともある。万年筆は原稿を書くことがメイン。原稿を書く時だけペンケースから取り出し、書き終わったら、再びペンケースにしまっている。先ほどのレギュラー3本の場合は仕事中しょっちゅう手にする。

一番頑張ってくれるそうしたペンのために専用の場所を用意してあげるべきなのかも知れない。机の上にポンと置きっぱなしにしたりせずに。ちょうど野球のネクスト バッターズ サークルのような感じで。

■ M.SCOOPの3P. TRAY

M. SCOOP 3P TRAY

ミマツ工芸が展開するブランドM.SCOOP。佐賀県諸富町は、筑後川が流れ、古くから木工業が盛んで現在は全国屈指の家具の産地。ミマツ工芸は、その地で「木ろくろ」を使った精緻な家具部材を作り続けている。「木ろくろ」とは、こけしを作る時のように木の塊を回転させて刃で少しずつ削りだして形をつくっていくもの。

M.SCOOPでは、家具の部材作りで培った木工技術を活かして様々なデスクアクセサリーを作り出している。

■ ペンがとりやすいデザイン

3P. TRAYもそうした家具部材のように、見るからに木の塊から作り出されたという存在感がある。

M. SCOOP 3P TRAY

これまでのペントレイとは一線を画すデザインだ。一本一本のペンのためにスペースが与えられ、それが少し高い位置に据えられいる。

M. SCOOP 3P TRAY

いつもペンケースやペンスタンドで他のペンと一緒くたにされているのと違って、ここに静かに並べられると心なしかペンも上機嫌のように見える。

M. SCOOP 3P TRAY

裏面にはスポンジ状の滑り止めがあり、ペンを取ろうとしたときに動いたりしない安定感がある。

M. SCOOP 3P TRAY

この安定感は、そのスポンジと木の間にあるメタルプレートも効果を生み出しているようだ。メタルプレートにより低重心になっている。朝、デスクに着いたらペンケースやペンスタンドから今日、仕事を一緒にしていくペンを選んでこのスタンドにセットしていく。

M. SCOOP 3P TRAY

よく使うペンを手前にセットしていく。そのあとにパソコンのスイッチを入れる。ペンを整えると仕事に向かう心も整っていくようなそんな気がする。

*記事作成後記

万年筆で草稿を書くときには、ちょっと手を休める時に置くのにちょうどよいです。ナチュラルカラーのメイプル以外にシックなブラウンのウォルナットもあります。

M. SCOOP 3P TRAY

M. SCOOP 3P TRAY

ブラウンは、ブラックボディなど落ち着いた色のペンがよく似合います。

M. SCOOP 3P TRAY

M. SCOOP 3P TRAY

M. SCOOP 3P TRAY

この3P. TRAYは、刀掛けをモチーフにしているそうです。以前、観光地のお土産屋さんで買った刀型のペーパーナイフをセットしてみました。

M. SCOOP 3P TRAY

なるほど、たしかにお似合いです。

* M.SCOOP 3P. TRAY 5,000円+Tax

□ M. SCOOP 3P TRAY

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