文具で楽しいひととき
無印良品
LED アルミライトベース付き
老眼になり、手元が暗くなり始めると途端に世界がぼやけてくる。老いと共に明かりの大切さを実感している。若い頃は天井からの照明だけで何ら問題はなかった。50代に差し掛かり老眼が確かな足取りで近づいて私の元から離れなくなってからは明るい視界の中で書いたり読んだしたいと思うようになった。そこでデスクライトを本格的に導入することにした。色々と調べてバランスの良さでこの無印に決めた。デザインと価格のバランスがちょうど良かった。
■ 意外と小さい
Webで予習をして、無印のお店に足を運んだ。ちょうど用事で銀座に行くことがあり、その足で大型の無印に行った。無印の良さは、そうだ無印に行かなくっちゃとなったら、あちこちお店があるところ。普段はあまり立ち寄らない家電製品売り場にお目当てのデスクライトはあった。私が勝手にイメージしていたものより、少々小さい印象だった。でも、考えてみればデスクライトというものは、それを使う時にそれをじっと見つめるものではない。それが照し出す先を見つめていく。そういう意味でいえば、ペンと同じだ。使う時はペンよりもそれが生み出すものを見つめる。そう考えてみると、そんなに大きい必要はないと思い直し、棚の下から箱を取り出しレジへと向かった。
■ THE無印というデザイン
オフホワイトが主張しすぎなくていい
家に帰り、早速デスクにセットしてみた。私は「ベース付き」というタイプにした。もう一つ机の天板に挟み込んで固定するものもあった。ライトの位置を自由に変えられる方がいいだろうと「ベース付き」にした。ズシリと思い円盤状のベースの上には穴の空いた棒が立っている。そこにライトのアームを差し込むだけ。だから、デスクライトを移動させようとアーム部分を持ってもベースは取り残されてしまう。最初の頃は何度もアームだけを動かしていた。
スイッチは電源コードにある。昔使っていたのがライトの傘の上にスイッチがあったので、はじめのうちはついつい傘の上に手が伸びていた。習慣はなかなか抜けない。数ヶ月使ってようやく自然にコードの方に手が伸びるようになった。
■ デスクトップ動画撮影にも
デスクの左奥がこのデスクライトの定位置。書いたり読んだりする時にデスクの中央を明るく照らしだてくれる。とても見やすくて快適だ。デスクの上ではノートや原稿を書いたり、資料をちょっとチェックしたりという作業の他に最近では動画の撮影をすることもある。当初は自然光だけで撮影していたが、あとで見てみるとちょっと暗い印象の時もあった。そこでデスクライトを点けてみた。
付属されていた電球が暖色系だったので自然光の電球に交換した
明るくはなるのだが、今度はちょっと明るすぎた。すごく明るい所がある代わりにその周辺が逆に暗くなってしまった。そうした時は、いったんライトを壁に当てて間接照明にしたりしている。位置や向きを自由に調整できるのはありがたい。
ネジで角度を調整し、しっかりホールドできる
*
私の仕事用のデスクは結構大きく幅が160cmもある。だから机の端に挟み込むものだったら、デスクの中央を明るくするのは難しかったと思う。自由に動かせるタイプにしてよかった。毎朝5時に起きて、チボリオーディ(ラジオ)とこのデスクライトのスイッチをカチカチと入れて仕事を始めるのが日課になっている。
無印良品 LEDアルミライト ベース付き
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