文具で楽しいひととき
590&co.
QUI ペンシース・ブッテーロ
ペンをたくさん持っていることで、それに伴いペンケースも増えつつある。ここ最近よく買っているのが何本ものペンが入るタップリ系ではなく、一本さしペンケースだ。今日はこの一本のペンと向き合っていこうという気分にさせてくれるのがいい。素敵な一本さしが新たに仲間入りした。
■ 上質なブッテーロレザー
ペンケースというよりも、これはナイフを収納するシースのようだ。特に先端が刃先のような形をしているので余計にそう見えてくる。革はそれほど分厚くない。でもひと触りすると、薄いながらもこれはいい革だぞとすぐわかる上質さがある。薄いけどしっかりとしたハリがあるのだ。一枚の革を縫って形作られている。それがとてもグラマラスなフォルムをしている。ペンを収納するところはふっくらと膨らみがある。後ろ側はまた別方向に丸みを帯びている。とにかくペンケースの中ではあまり見たことがない眺めだ。
■ 細軸のペン専用
私はスリムタイプとミドルサイズの2サイズを買った。すでに持っている一本さしペンケースは太いペン用のものが多かったので、それとは違う細いタイプが欲しいなとちょうど思っていたところだった。スリムタイプには、私は鉛筆を入れてみることにした。590&co.さんのウェウによると、ぺんてるのグラフペンシルをはじめとする細身のシャープペンが入るというが、私はあえて鉛筆を入れてみた。「BLACKWING」を入れると、消しゴムがフラップの隙間からちょっと見える。鉛筆というものは、大体において軸の後ろを見ればどの鉛筆かがわかる。その意味で鉛筆向きではないかと私は考えた。ただ、鉛筆をセットする場合は、ほどほどの短さである必要がある。あまりにも短い時は細身の補助軸を使うといいだろう。逆に新品の長い鉛筆の時はどうするか。「BLACKWING」で試してみた。「BLACKWING」は消しゴムのぶんだけ長い。さすがにフラップは閉められない。必然的にフラップは開きっぱなしになる。これはこれでいい感じになる。言わば、これはロングサイズのキャップである。
ミドルサイズの方には、P200シリーズのシャープペンを入れてみた。少しゆったりと余裕がある入れ心地になる。
それ以外にラミー2000ペンシルやカランダッシュ849もちょうどよかった。
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ペンケースにしては相当なスリムスタイル。これ一本とノートをリュックに入れてMTGに臨む。いつものシャープペンがちょっと違って見えてくる。ふだん使いを楽しめつつ、ちょっと勝負ペンケースでもある、とにかく気分が良くなるペンシースである。
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