文具で楽しいひととき
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IDEAL ハードタイプノートカバー
道具には少しだけ幅があると嬉しい。ここで言う幅とは、用途のこと。本来はこう使うべきなんだけど、実はこんな使い方もやろうと思えばできるというものだ。カチッと決められているのではなく、少し余裕というか緩やかさがあって使い手側に委ねられているプロダクトは、使っていて楽しい。このことは人間についても言えることかもしれない。このノートカバーにもそんな幅がある。
■ ガッチリとしたハードカバー
まずは本来の使い方であるノートカバーについて。
ノートカバーというと、ソフトタイプがどちらかと言うと多い印象があるが、これはハードタイプ。まるで板のような硬さがある。折り曲げようとしても、わずかにしなる程度で芯の硬さがある。表面にはビニールペーパーが使われている。黒のゴムバンドでパチンととめるようになっている。どことなくあのノートブックのようだ。。中を開くと内側もグレー(下記画像は商品化前のサンプルだったため黒になっています)。こちらはマットな紙を使用している。その両サイド下角にはコーナーポケットがある。一般的なノートカバーは内側の上下に差し込むものが多い。しかし、これは下側のコーナーポケットにセットするスタイル。つけ外しが楽にできる。ただ、上がフリーなのでノートがすべり出てしまうかもと心配になるが、閉じた時にはゴムバンドがあるので安心だ。また、あえて下側だけにすることでノートの縦の長さが少しくらい長くてもセットしやすくなりそうだ。
背はそれほど厚くない。そのため60ページ(30枚)程度のあんまり分厚くないノート用ということになる。ノートをセットしてみると、ノートの個性がすっかり打ち消され、いい意味でのアノニマス(匿名)さが出る。
サイズは、A4・A5・B6の3サイズ。なお、A4だけは内側のコーナーポケットはなくファイルとして使うことを想定している。
■ 私の使い方
一番大きいA4サイズのファイルとしての用途を見て、自分なりの付き合い方を思いついた。A4だけでなくA5とB6もファイルとして使っていってもいいのではないだろうかと。しっかりとしたハードカバーはノートを守るのみならず、書類だってガードしてくれるはずだ。A4サイズはA4の書類やクリアフォルダーに入れた時にも楽々収められる余裕がある。カテゴリーごとにクリアフォルダーで分けて入れるのも良さそうだ。企画書をこれに入れて持ち歩くなど、大いに活用できる。
こうしてタップリと書類を挟んで厚みが出た姿がなんとも美しい
では、A5・B6サイズはどういうファイルとして使っていくべきか。例えば、出張に行った時の領収証をひとまとめにパチンととめたり、プライベートで旅行に行った際は、空のノートカバーハードタイプを持っていき旅先で訪ねた美術館のパンフレットやポストカードなどを挟み込んでおく。紙博に行く時なんかにも活躍してくれることだろう。これを携えていき戦利品を大切に綴じ込んで家に持ち帰る。こうした感じで小さいサイズの紙類を大切に守るというシーンで色々と使っていける。
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私の使い方は言わば、カルトンという役割である。カルトンとは、絵を描く方が使うもので、描いた絵を挟んでおく紙ばさみである。紙を挟むだけでなく下敷きとしても使われることもある。このノートカバーハードタイプは、いろいろなサイズがあるので、日々のペーパーライフの中で活用していける。大切な紙の一時的保管場所、採集した紙を入れておく場所として使っていける。
A4ドキュメントホルダーには、グレーもある
私が普段愛用しているマニラフォルダーを入れるとタブのところがチョコンと出てしまう。。
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B6サイズ 1,200円+Tax、A5サイズ 1,400円+Tax、A4サイズ 1,600円+Tax
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