文具で楽しいひととき
3Mジャパン
ポスト・イット レザーカバー
ポスト・イットはスリーエム社の登録商標で正式には、「ポスト・イット(R)ノート 」または、「<ポスト・イット>ノート」と書くのだそうだ。だから、雑誌などで他社のポスト・イット風のものを紹介するときはポスト・イットとは書けず、「付箋」という表現を使っているんですね。
■ ポスト・イットが外でも使いやすくなる
今や机の上では欠かせない<ポスト・イット>ノート。いやいや机の上だけでなく、いたる所にその活躍の場を広げている。しかし、<ポスト・イット>ノートを外で使うとなると、ちょっとした問題があった。単体でポケットなどに放り込んで持ち出した事がある方ならおそらく、その多くの方が経験されていると思うのが、中でバラバラになってしまうという事態。
この問題における対策、しかも持っていて楽しくなるようなデザインも兼ね備えるものがどこかにないだろうかと、常々探していた。そんな中、先日開催されたギフトショーでいいものを見つけた。それが、<ポスト・イット>ノート レザーカバーシリーズ。
<ポスト・イット>ノートの代名詞と言える短冊状のタイプをレザーカバーで覆っている。
■ 回転スライド式
ここでご紹介しているのはベージュだが、このほかオレンジ、グリーン、チェリーなど全8色も揃っている。カバーと言っても、パカッと開いて使うスタイルではない。使い方としては、まず端っこにとめられているゴムバンドをはずし、カバーのすき間から回転させながら<ポスト・イット>ノートをすべり出すというもの。
回転スライド式と言うべきか。注目すべきは、<ポスト・イット>ノートが、透明なアクリル板に貼り付けられているところだ。
これは、<ポスト・イット>ノートを外に持ち出す上で大きな意味をもつ。これまでも、<ポスト・イット>ノートの革カバータイプは見かけたことがあった。しかし、粘着性という面で見たとき革と<ポスト・イット>ノートとは、あまり相性がいいとは言えない。
あるものは、<ポスト・イット>ノートを貼り付ける部分にビニールテープが付けたりしていたが、それでも、ちょっと不安を感じる。今回のようなアクリル板であれば、<ポスト・イット>ノートとしても、貼り付き相手として申し分はなく、がっちりと貼り付いてくれる。
しかも、このアクリル板、結構しっかりとした厚みがありそのまま筆記することもできる。<ポスト・イット>ノートは、何かを書かれたらすぐさま剥がされ、適切な場所に貼り替えられるという宿命を持ってこの世に生まれている。
■ 書いたポスト・イットは台紙の裏面に仮保存
しかし、外出先となる、その貼る先がないこと多い。そうした時は、先ほどのアクリル板の裏面を一時待機所として使うという手がある。
<ポスト・イット>ノートは予め35枚が収容されている。そのすべてを使い切っても、これは2.5×7.5cmという一般的なサイズのものなので、補充も心配はいらない。きっと引き出しを探せば同じサイズのものが、わんさと出てくるのではないだろうか。もっとたっぷりと書きたいという方のためには大きなサイズも用意されている。
こちらは先ほどと違い、パカッと開くスタイル。
以前にご紹介したことのある<ポスト・イット>スタイル ミニノートと同じと思っていただいていい。
ただ違うのは、こちらも<ポスト・イット>ノートがアクリル板に貼り付いている。
書いたメモは、フタの裏側に貼っておけるようになっている。
サイズ的には、ロディアの最も小さい11番相当。ポケットにも収まって、携帯しやすいサイズだ。<ポスト・イット>ノートの活用範囲を机の上だけでなく、外へと広げ、それにともないよそ行きの格好良いカバーをまとった新しいスタイルだ。
と、ここまでご説明しておきながら最後に悲しいお知らせが、、、今回商品は、一般向けには販売されない。企業の名入れなどをするいわゆるノベルティだけで展開されるのだと言う。
コンパクトなサイズだけでもいいから一般販売してもらいたいものだ。
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