文具で楽しいひととき
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ラミーデザイン50周年を記念した「thinking tools 展」が六本木 21_21 DESIGN SIGHTで開催されています(2018年3/3〜4/8)。本展は、本国ドイツで開催され日本での開催は2カ国目。ラミーユーザーには、とっても興味深い展示内容です。ラミー2000、サファリ、スピリット、ピコ、ダイアログ3、ノトなど、ラミーを代表するペンにおいて、開発中にデザインされたモックアップが時系列で展示されているのです。たとえばラミー2000は、当初から今のフォルムがありました。一方ラミーピコは、最初はこうしたフォルムからスタートしたんだというデザインで、それがだんだんとピコになっていく流れがわかっていきます。途中経過のデザインとは、つまり採用されなかったデザインです。それらを惜しげもなく展示しています。中にはこれ欲しいなというものもあったりします。私たちは普段、最終製品としてのラミーでラミーを感じている訳ですが、こうしたものは採用しないんだという今回の展示からも逆説的に「ラミーらしさ」というものがかえってあぶり出されていくようにも思いました。改めて色々なラミーをそのデザインプロセスも含めてじっくりと見て、最近あまり使っていなかったピコやノト、イコンあたりを再び使い出したりしてその余韻を楽しんでいます。
*thinking tools 展
■ ラミー2000
ステンレス部分がゴールドになっています
■ ラミーサファリ
グリップに3箇所ラバーがあります
■ ラミースピリット
これは欲しいと思うデザインでした
■ ラミーピコ
ラミーピコの万年筆タイプ、これは欲しいですね
ラミーピコのデザインスケッチ
左下のフサフサとしたピコは触ってみたかったです。。
■ ラミーダイアログ3
■ ラミーノト
このオールホワイトのノトは魅力的でした
こちらはドクターラミーが採用しなかったというラミーノト候補
会場には「WIRED」「The New York Times Magazine」などで活躍するイラストレーター、クリストフ・ニーマン氏によるラミーのペンを使ったコミカルなイラストがいくつも展示されていました。
Illustration: Christoph Niemann for C. Josef Lamy GmbH
Illustration: Christoph Niemann for C. Josef Lamy GmbH
Illustration: Christoph Niemann for C. Josef Lamy GmbH
CATEGORY / ペン
「ケリー」がここ数年再び人気を集めている。「ケリー」と言えば、1971年発売の、年齢にして47歳という今やどちらかと言うとベテランなシャープペンである。カチンとキャップを付け外しする「ひと手間」がノック式全盛の中、新鮮に感じるのかもしれない。その「ケリー」がクラフトデザインテクノロジーによってリデザインされ、この度発売された。キャップはシルバー。もともとケリーにもシルバーカラーはあるが、それよりもホワイト具合がわずかに強い印象。キャップを外すとグリップ部分そしてペン単体の後軸はスッキリとしたホワイト。そして、最大の違いは中央のメタルパーツだ。本家ケリーは立体感のあるスクエアパターンだったが、今回はシンプルなラインだけで構成されている。このパターンは、クラフトデザインテクノロジーのトレードパターンである「真田紐」をモチーフにしたものだ。ケリーの中でもデザインのポイントになっている部分なので、印象の違いが際立つ。白は膨張色なのだが、このケリーはとてもスッキリとした印象に見えるのは、このシンプルリングのせいのような気がする。
*クラフトデザインテクノロジー シャープペンシル 038W(CDTケリー)2,500円+Tax
手前がCDTケリー、奥がぺんてるのケリー
真田紐をモチーフにしたというメタルパーツ