文具で楽しいひととき
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私がプロデュースした「フレームマンスリー手帳」。おかげ様で大変売れ行きがよく、2018年の4月はじまり版も販売されることになりました。メーカーであるダイゴーさんから「フレームマンスリー手帳」のカバーを製造工程を見てみませんかとお誘いいただき、昨年の年末に行ってきました。
「フレームマンスリー手帳」のカバーはもともと、いくつかのパーツに分かれています。それらをひとつひとつつなぎ合わせて完成させていきます。それを行うのがプレス機のような大きな機械。作業台でカバーのパーツがずれないようにピタリと位置決めされ、上からプレス機のようなものがおりてきます。その先端には「ウェルダー金型」と呼ばれる真ちゅうの板がありまして、そこから高周波が出てほんの数秒でつなぎ合わされていきます。
これを「ウェルダー加工」と言います。「ウェルダー」とは「溶着」という意味です。原理としては電子レンジと同じなのだとか。高周波をあててカバーを溶かしてつなぎ合わせるそうです。「フレームマンスリー手帳」のカバーには背にペンホルダーが備わっています。私が見学に受かった時は、そのウェルダー加工がひとつひとつ手作業で丁寧に行われていました。
この工場では、様々なもののウェルダー加工が行われています。溶着するもののサイズにあわせて高周波を与える「ウェルダー金型」もひとつひとつ専用のものが使われます。地下の倉庫には、これまで使ってきたおびただしい数の「ウェルダー金型」がストックされていました。さながらワインセラーのように。
これは溶着の際に高周波を与える集中のパーツ
*「フレームマンスリー手帳」4月始まり販売中です。