文具で楽しいひととき
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8月30日に「暮らしの文房具」という本を出させていただきます。今回のテーマは暮らしの中の文具。日々の暮らしの中で私が愛用している64の文具を紹介しています。
一口に「暮らし」と言いましてもその幅は広く、それらを15のシーンに分けています。「伝える」「考える」「残す」「使い切る」「メモする」「集中する」「永く使う」「読む」「持ち運ぶ」「整える」「計画する」「旅する」「贈る」「補充する」「あつらえる」。
一例をあげますと、手紙の宛名書きをする時に必ず手にする万年筆、仕事を始める時にペンを置くトレイ、カレンダーの横に添える文具、旅に出る時に作る自分のためだけのガイドブック手帳など、それぞれの暮らしのシーンを豊かにしてくれる文具ばかりです。その文具のどういう点がそのシーンにしっくりとくるのか、永年使い続けるまでのストーリー、暮らしの中でのエピソードを書かせていただきました。
表紙のタイトル、そして64の全コラムのタイトルは私が万年筆で手書きしました(パイロットカスタム823B、パイロットブルーインク)。また、写真は一部スタイリストさんにスタイリングをお願いしました。やはりプロは違うもので、文具の配置などが絶妙なバランスになるものなんですね。まるで魔法のようでした。そうしたところもご覧いただけますと、うれしいです。
*「暮らしの文房具」玄光社
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