文具で楽しいひととき
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「台湾文具ショップ訪探 2016」
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フリーアナウンサー堤信子さんがプロデュースした万年筆「レコルト」。三越伊勢丹「百年百貨」×サントリービール「~ザ・プレミアム・モルツ~ マスターズドリーム」×プラチナ万年筆のコラボによるものだ。万年筆のベースはプラチナ万年筆の「#3776 センチュリー」。
センチュリーでも数々のスケルトンボディをラインナップしているが、今回はブラウンスケルトン。キャップがややダークスケルトンという2トーンカラー。パイロット「カスタム823」のブラウンスケルトンと比べると、やや明るめの印象がある。そして、その明るさを引き立てているのがボディにちりばめられたラメだ。当初「ラメ」と聞いて、50歳目前の男性の私の手には合わないかもと感じていた。しかし、実物を手にすると意外とOKだった。とても細かいラメであるので、それほど主張してこない。あくまで持ち手だけが楽しめるくらいである。常にキラキラする訳ではなく、ふとした光の具合で輝くくらいの奥ゆかしさだ。
この「レコルト」には、「回り止め」というものが付いている。クリップの位置にあるものだ。一見クリップのようだが、クリップとしては使えないそうだ。あくまでも転がり防止のストッパー。そのためか、この「回り止め」パーツは限りなくボディに寄り添っていて、大きく出っ張っていない。ペン先はビールの麦の穂とホップをデザインしたオリジナル。デザインはハート穴周辺にまとまっていて、ペン先側には刻印がなくスルッとしている。個人的にはこうしたシンプルなペン先は好きだ。ペン先のしなりをより生み出すためにペン先の刻印をなくすことがあると、聞いたことがある。この「レコルト」もそうした効果があるかもしれないと、通常の「#3776 センチュリー」と書き比べてみたが、残念ながらしなりはいつものと同じだった。セットされているブラウンインクは、ボディとほぼ同じ色合い。濃淡がしっかり味わえる。
こうした限定万年筆というのは、日常使いがしづらかったりするものもあるが、これは、装飾としてのラメや回り止めはあるものの書き手の思考を邪魔させないバランスに整えられている。
*レコルト 37,000円+tax
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