文具で楽しいひととき
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11月21日に発売される新しいデルガード「Type-ER」。筆圧を強めると芯が引っ込み、ガイドパイプもスライドして二段構えで芯折れを防いでくれる「デルガードシステム」。今回のモデルでは、それに加え「デルイレーサー」という新たな機能が搭載されている。シャープペンに内蔵された消しゴムで消す時の動きにまったく無駄がないのだ。ノックボタンを取りはずす必要もなく、ノックボタンをクルクルとツイストして繰り出すことすらしなくていい。ただただ消しゴムで消そうと構えればいいのだ。ノックボタンの側を握って下に向けると、スルリと消しゴムが出てくる。いったん出てきた消しゴムはゴシゴシこすっても引っ込んだりしない(回転もしない)。消し終わって再び筆記体勢に入れば、私の役目は終わりとばかりに消しゴムは何もなかったようにスルリとノックボタンに収まっていく。この消しゴムの出た時だけ固定され、引っ込むべき時は引っ込むという動き、一体どんなメカニズムになっているのか。それを司っているのが、振り子と呼ばれる外側の銀色のパーツの内側にある小さな玉。それが下に降りきった時だけ受け皿に収まって固定される。これ以上言葉で説明してもどんどん分からなくなってしまいそうなので、ここまでにしておく。仕組みはともかく使う時に消しゴムが自然に出て固定され、使わない時は自然にしまわれるということなのだ。消しゴムが出て、ガードされたように固定されるという意味で、「デルガード」な消しゴムとも言える。個人的にはクリップがないのは少々残念だ。
*ゼブラ デルガード Type-ER 700円+Tax(替えの消しゴムが2個付き)