文具で楽しいひととき
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2016年1月21日に発売されるゼブラ「デルガード タイプLx」。一足先にサンプルをお送り頂いたので、インプレッションを。ボディはレギュラータイプよりも1cmほど長い。どこが長くなったかというと、それを特定するのが少々難しい。と言うのもノックボタンも長くなっているし、グリップ部分、そしてペン先も少しばかり長くなっている。それらの合わせ技で全体として1cm長くなっている。
一番の特長は、メタルグリップになったこと。ボディ全体がメタルっぽい雰囲気があるが、後軸は樹脂製。そのため重心はセンターよりもペン先側に来ており、ややというか結構しっかりとした低重心になっている。書いていて感じたのが、グリップの握り心地の良さ。グリップはレギュラータイプより少しばかり太くなっていてしっかりと握れる。しかもそのグリップが長いときている。先端側には幅の違う3つの緩やかな凹みがある。レギュラータイプでも同じ凹みはあるが、グリップが透明だったので、3段グリップのフォルムを目で捉えるのが難しかった。ブラックグリップだとそのシルエットがクッキリと表れる。その凹みひとつひとつに指先が気持ちよくフットして、グリップ位置の調整もしやすい。見えているものをしっかりと操作している安心感があった。さらにグリップの後軸側はフラットになっていて、かなりペンを寝かすライティングポジションになるが、この部分を握っても書ける。
最後に少々気になった点を。それはノックの「押ししろ」。「押ししろ」とはノックを押した時にスライドするところ。ここが6mmほどと結構な長さがある。なのにノックすると全部押しこめない。1/3くらいしかスライドできない。ならば、最初から短めにした方がよかったのではないかと個人的には思ってしまう。ちょうどセンターにシルバーのリングがあるが、それと同じくらいの幅にした方がバランス的にもよかったのではと感じた。それと、このノックキャップが引っ張るとすぐに外れてしまう。なにかの拍子にはずれやしなかと心配になってしまった。
色々と書いたが、ボディの質感と握り心地はとてもいいものがあった。上質さが味わえる「デルガード」だ。
* ゼブラ「デルガード タイプLx」1,000円+Tax
* オールアバウト 「デルガード」コラム